40代ファッション 若く見えるためのベーシックルール

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

40代ファッション 若く見えるためのベーシックルール

ファッションとは、時代によって、年代によって大きく変化していくものです。
10年前と同じ服を着ていると、「古臭い人」と思われてしまうことになりかねません。
ファッションが、人の印象に与える影響は大変大きいです。実年齢よりも若く見えるか、年取って見えるか。
それは、ファッションが左右すると言っても過言ではないでしょう。
かといって、ただ20代が着る服を着ればよいというものではありません。40代に相応しいファッション、洗練された大人の女性の魅力が表せるファッションルールとは何かを探ってみたいと思います。
ファッション業界で仕事をしてきたことから、自分自身がファッション好きです。ファッション雑誌をみることや様々な店をみてまわったり、周囲の人のファッションを観察するのも好きです。
また、自分が30代から40代となり、40代からの育児を経験して、保育園や小学校のママの友達が増えました。自分も含め。40代女性が陥りがちな罠にも気がつきました。
そのことをまとめてみたいと思います。

40代ファッション、私が発見した間違い集

40代の女性に、これは気をつけてくださいというポイントをお伝え致します。

1、ボトムが古い

流行とは、毎シーズン変わるものですが、ボトムのシルエットの流行というのは、こうも激しく変化するものなのかといつも感じてしまいます。
例えば、2000年くらいにローライズ(ローウエスト)のジーンズが大流行した。ウエスト位置が腰骨くらいになり、股上が浅く、座ると下着が見えてしまうという問題も起きた。しかし、当時ローライズのジーンズのシルエットはとてもかっこよく見えたものである。股上が深い普通のウエスト位置のジーンズはなんとも古いイメージになってしまった。
しかし、2006年くらいからは逆に股上が深いウエスト位置が高いジーンズが流行してきました。そうなると、ローライズは逆に古く見えてきます。
また脚にぴったりした超スキニージーンズの流行もありました。ゆったりしたボーイフレンドジーンズの流行もありましたね。ワイドシルエットが流行ったシーズンもありました。
2016年の現在、ジーンズのシルエットの流行は一つの流れではなくいくつかに分かれているように思います。しかし全体的な流れとしては「ハイウエスト」や「テーパード」がメインになっている印象です。
10年~15年くらいで、ローウエストで腰周りぴったりしたシルエットがハイウエストかジャストウエストで、タック入りの腰周りをゆったりカバーしたシルエットになったということですね。
これは、ジーンズ以外の他のボトムにも同じ傾向があります。ジャストウエストでテーパードシルエットのパンツがやはり店頭でも打ち出されていて、新鮮でおしゃれに見えます。
ようするに、昔のボトムを着ていると、恐ろしく古臭いシルエットになってしまう、という危険があるということです。
これは、大変重要なポイントです。ジーンズは少なくとも毎年か2年おきくらいには買い換えた方がよいです。
ある集まりでお会いした方で、とても華やかな顔立ちで美人な人がいました。お肌もきれいで若くみえるのですが、もしかしてちょっと年齢が上かなと思いました。何故、私がそう思ったかというと、10年前に流行った高額なインポートジーンズを履いていたからです。そのジーンズ、私も持っていたんです。セレクトショップで3万円近くしたそのジーンズは、ローライズで、太ももまわりはぴったり、裾にかけてゆるやかに広がっているデザインでした。いわゆるブーツカットというデザインです。
当時は素敵と思ってよく着用していました。しかし、既に流行遅れのため処分していたものでした。思ったとおり、その彼女は私と同じ年でした。昔のボトムには、美人で若くみえる女性をも5歳年上にみせてしまうくらいの破壊力があるので、要注意です。昔の3万円のボトムを着るくらいなら、ユニクロで3,000円の最新のボトムを買って着た方が確実に若く見えるでしょう。

2、ダウンコート

冬になると毎年登場するダウンコート。このダウンコートの流行は、もう20年くらい続いているように思います。私がファッションブランドで販売をしていたときもマーチャンダイザーをしていたときも、冬のダウンコートは稼ぎ頭でした。
軽くて着やすくて、コーディネイトもしやすい万能アイテムなんですよね。冬になると必ず売れます。
しかし、これだけ誰もが着ているアイテムには「危険」があります。ダウンコートにも高額なものからスーパーで売っているようなものまで多種ありますが、一部人気ブランドのものはそれなりにデザインもこだわりがみられ、素敵に見えます。しかしながら、量販店やプチプラショップのものはどうしても万人にむけたより普遍的なデザインにならざるを得ないので、どうしても野暮ったく見えてしまうのです。そこには、「おばちゃん」のイメージが見え隠れします。街をあるいているとき見てみましょう。黒ぽいダウンコートをきている中年以上のご婦人がなんと多いことか。
楽だから、という理由でリーズナブルなダウンコートを選ぶのは避けた方が良いでしょう。

3、チェックのシャツ

チェックのシャツ、山ガール的コーディネイトの必須アイテム。なんなくかわいいし、合わせやすい。
しかしながら、このチェック柄のシャツを素敵に着こなししている40代女性はほとんど見たことがないです。
チェック柄シャツの素材感とか、色とか、様々な要素が難易度を上げています。
若くて綺麗な子が着ると、可愛いです。しかし、40代女性が着ると、なんだか「生活感」が出てしまうアイテムです。家で家事していたまま着替えずにでかけてしまいました、という印象を与えかねません。
シャツというアイテムは上半身全部を覆うわけで、面積的に超広いです。それを大柄な大胆な色のチェックが占めてしまう。
ラフな素材感、幅広い年代、男女に共通して愛される色柄とデザイン。そう、チェック柄のシャツは、子供でも20代でも50代でも、はたまた70代でも来てもおかしくない。男性も女性も共通するデザインだし。そういうことがチェック柄のシャツを「洗練された女性」のイメージ柄から遠ざけるのではないでしょうか。
チェックのシャツは、脱いで腰にまくとかの着こなしだと、活用価値は高いです。また、山登りやハイキング、子供の運動会や芋掘りなどの行事には活躍するアイテムと言えるでしょう。
かと言って、普段から着ていると、生活感のある40代になりがちなので、避けたほうがよいでしょう。

注:40代女性が着るボーダーシャツにも近いものがありますので、注意です。

4、黒やベージュなどベーシックカラーで固める

ベーシックカラーのコーディネイトは成功への王道ではあるのですが、地味なおばさんになってしまう危険も含んでいます。
昨今、ノームコアスタイルが流行したり、個性のあるファッションよりベーシックカラーのベーシックアイテムを素敵にコーディネイトするスタイルが流行しています。
しかし、黒やグレーなど地味な色だけで固めると、本当に華やかさがない地味な人で終わってしまうことがあります。そうなると確実に5歳アップに見えます。ベーシックカラーを着る場合は、トップスの色は、顔を明るくみせてくれる明るめのベージュやオフホワイト、ライトグレーなどを選ぶとよいかもしれません。
特に全身真っ黒は、素材(顔や身体)に自信がない場合は40代すぎではやめた方が無難と言えます。

5、間違った素材選び

服の印象はデザインや色柄が大きな割合を占めるかもしれませんが、素材も非常に大事です。ぱっと見ただけで「高い服だな」とわかる素材。またその逆で、「安そう」と思ってしまう素材というのがあります。安そうな服をきていると「生活感」がでて年取って見えます。
これは、高い服が全ていいということではないです。安い服でもそれなりに見える素材の服があります。素材感が重要なアイテムにコートがあります。
コートがゴワゴワした化繊混のウールだったりすると、残念に見えます。こういう素材は毛玉もできやすいので、更なる不幸を呼びます。
セーター、ニット製品も同様でしょう。アクリルのセーターなどは40代女性は回避することをおすすめします。
結婚式やパーティーなどで、20~30代くらいの女の子がポリエステルのようなテロテロした光沢のある素材のドレスを着ているのを見かけることがあります。これなども、40代女性は避けないといけないですね。若ければ許されることも、40代では、生活に疲れた残念な人という印象を残しかねません。

6、服のメンテナンスがなっていない

人間、忙しい生活をしていると服にまで気がまわなくなることがあるかもしれません。40代は、仕事に育児に忙しいですよね。
でも、だからといって、毛玉がいっぱいついているセーターをきたり、アイロンがかかっていないよれよれのシャツを着たりすると
10歳老けてみますので気をつけましょう。
毛玉がついた服は、せっせと毛玉取りするか、残念ですが処分した方が吉です。アイロンかける時間がなければ、アイロン不要の服を着るのも一考ですね。

7、レギンス&チュニック

レギンスの流行はもう何年も前になり、今ではすっかり流行遅れのアイテムとなっている感が否めません。それにも関わらず、レギンス、そして、ふわっととしたシルエットの腰が隠れるチュニックのトップを合わせていたりすると、もう「中年女性」的イメージが止まりません。
まず問題として、レギンスやトレンカなど一時的に大流行してその流行が収束したアイテムはもう着ないのに越したことはありません。
また、チュニックを着ると「お腹周りや腰周りが隠せてラク」という目的が透けて見えてしまう、あるいはそう思われてしまうリスクがありますので
お勧めできません。

以上、私なりの40代ファッションの間違いを並べてみました。
次回は、40代ファッションが素敵に見える技とは何かを書いてみたいと思います。

スポンサーリンク
ad-1