手のひらや足の裏にできるほくろは注意したほうがいい、という話を聞いたことがありませんか?
私も以前そんな話を聞いたことがあったので、子供の手のひらに黒いほくろのようなものを見つけたときはドキッとしました。
「もしかして皮膚がん? メラノーマ?」
子供でも可能性があるんだろうか……と、一気に心配になってしまいました。
結論からいうと、わが家の場合、新しくできた黒いものはほくろではなく、どうやら血豆だったようです。
ただ、見た目だけで「ほくろだから大丈夫」「血豆だから大丈夫」と判断するのは難しいものです。
この記事では、当時の体験とともに、手のひらや足の裏にできるほくろについて現在わかっていることをまとめます。
※この記事は2018年に公開した体験談をもとに、2026年に公的機関・専門学会の情報を確認して内容を更新しています。
手のひらや足の裏のほくろ=危険、というわけではない
手のひらや足の裏にほくろがあるからといって、それだけで悪性というわけではありません。
一方で、悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚の色素をつくる「メラノサイト」という細胞ががん化した悪性腫瘍です。
日本人では「末端型」と呼ばれるタイプが多く、足の裏や手のひら、爪などに発生することがあります。
メラノーマは初期にはほくろと見分けにくいこともあるため、気になるものを自己判断しないことが大切です。
国立がん研究センターでは、ほくろとメラノーマを見分ける際の目安として「ABCDEルール」を紹介しています。
- A:形が左右非対称
- B:縁が不規則、境界がはっきりしない
- C:色が均一ではなく、濃淡がある
- D:直径が6mmを超える
- E:大きさ・形・色・高さなどが変化している
特に短期間で大きさや形、色などが変化している場合には注意が必要とされています。
ただし、こうした特徴だけで自分で診断できるわけではありません。気になるほくろやしみがある場合は、皮膚科で相談するのが安心です。
足の裏のほくろが心配で皮膚科に行った経験
実は以前、私自身も足の裏のほくろのようなものを見つけて、心配になって皮膚科を受診したことがあります。
いつの間にか、足の裏に8mmくらいのぼやけた黒いシミのようなものができていたのです。
そのときも、
「足の裏にできるほくろは危険」
という話を思い出しました。
「もし皮膚がんだったらどうしよう!」
と不安になり、大きな総合病院の皮膚科を受診しました。
診察では、医師が「ダーモスコープ」という機器を使って黒い部分を観察しました。
ダーモスコピーは、皮膚の病変を拡大して色や構造を詳しく観察する検査で、現在のメラノーマ診療ガイドラインでも、色素性の病変を診断するうえで重要な検査とされています。
私の場合は、診察の結果、悪いものではないとのことでした。
そのうえで、変化がないか観察し、大きさなどに変化があれば再び診察を受けるよう説明されました。
その後、現在までそのシミに大きな変化はありません。
子供の手のひらに新しい『ほくろ』を発見
そんな経験もあったので、子供の手のひらに新しく黒いものを見つけたときも、「たぶん大丈夫だとは思うけれど、念のため皮膚科で診てもらったほうがいいかな」と考えていました。
新しくできたものは色が濃く、5mmくらいありました。心配し続けるくらいなら、一度皮膚科で確認してもらおうと思っていました。
子供の手のひらのほくろはほくろではなかった
しかし、驚くことが起きました。
新しくできたほくろは数日後にみてみると、明らかに小さくなっていたのです。
はじめにみたときも少し疑っていましたが、、、
これはほくろではなくて血豆だったようです。
多分、転んで手をついたときなどに手のひらに何かが刺さったのでしょうか。
だから、ちょっと黒っぽかったんですね。
触るとちょっと盛り上がっている感じもありました。
しかし、かなり黒い色をしていたのであまり血のようには見えなかったんですよね。
とにかく、「まさかメラノーマでは?」と心配した黒いものは、数日で小さくなり、わが家の場合は血豆だったようです。
もしも皮膚科にすぐ行っていたら、もっとはやくほくろではないことに気が付いたかもしれないですね。
気になる手のひらのほくろは自己判断せず皮膚科へ
今回のわが家のケースは血豆だったようですが、黒いものがすべて血豆とは限りません。
また、本物のほくろだったとしても、見た目だけで良性かどうかを判断するのは難しいものです。
形や色が気になる、短期間で大きくなった、形や色が変化しているなど、気になる点がある場合には自己判断せず皮膚科で相談してください。
私自身、足の裏の黒いシミが心配になって皮膚科を受診したことで安心できました。
子供の手のひらに突然黒いものを見つけて、
「これ、大丈夫なのかな?」
と心配になってこの記事にたどり着いた方も、気になる場合は一度皮膚科で確認してもらうと安心だと思います。
参考にした情報
・国立がん研究センター中央病院「悪性黒色腫(メラノーマ)の治療について」
・日本皮膚科学会「メラノーマ診療ガイドライン2025」


