小学生になった。ひとりで外出、遊びに行かせるのはOKか?暗黙のルールとは。

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子供ひとりで外に遊びに行くのは何歳から?

子供をひとりで外に遊びに行かせるのは、いったい何歳からなのだろうか?
上の子が小学生になったとき、この問題で頭を悩ませました。
それまでは、子供が遊びにいくときは必ず一緒についていっていたからです。
お友達と遊ぶときも、親同士が約束して待ち合わせしたり、お互いの家に子供と一緒に行ったりしていました。
しかし、小学生ともなると、ひとりで遊びに行かせる場面も出てくるわけです。
それで、周りはいったいどうしているのかと注意して見たり聞いたりしました。

子供が遊ぶ環境は、昔と今では違う

しみじみ思うのは、昔と今では子供が置かれている環境が違うということです。
私自身、小さい頃はかなり田舎に住んでいました。
ですから、2歳くらいになると、家の周りで親の目なしに自由に遊んでいました。
3~5歳くらいでは、ひとりで公園や山や野原を歩き回っていた記憶があります。
車の通りがけっこうある道路の横断歩道をわたったり、近所の子供達と遠くまで出かけたりしていました。
今でいう「放置子」だったのではないか!?という気がしてしまいます。
昔はそれでも、あまり危ないことはなかったのかもしれません。

しかし、現在の日本で、しかも都市部だと、ありえない状況ですよね。
ひとりで子供が外で遊んでいた場合、
・交通事故が心配
・不審者が心配
・公園の遊具などで危険な遊びをして怪我をするんじゃないかと心配
と、いろいろな心配事があるわけです。
小学生未満の子は、危ない事を察知する能力や適切な行動をとる能力が充分ではないので、やはりひとりで外に遊びにいかせるのはやめたほうがいいのではないかと思ってます。

親によって対応は様々

しかし、現代においても、小さい子供を一人で遊びに行かせるかどうか、親の考え方や子供の性格でかなり違ってきます。
まず、親がわりと放任主義の人も多いです。
近所の同じ学校や保育園のお友達でも、3歳~5歳で子供だけで公園などで遊んでいるお子さんも見かけます。
公園に行くと、公園の周辺の家の子供は、親がついてこなくても子供だけで遊んでいることをよく見ます。
2~3歳くらいの小さな子が年長さんくらいのお兄ちゃんやお姉ちゃんに連れられて遊んでいるのですが、親はどこにもいない、という場面も見たことがあります。お姉ちゃんは、お友達との遊びに夢中になってしまって、気が付くと小さな妹ちゃんがどこかにいなくなってしまった、というのも見たことがあります。しばらくして、親らしき人がきていなくなった子を探し回っていました。おそらくひとりで勝手にお家に帰ってしまったのかなと思いましたが、悪くすると事件になりかねないのでは、心配になりました。
小学生未満でもなんでもひとりでできる!というしっかりした性格の子もいます。そういう子は、親がついていかなくても自分ひとりでどんどん遊びに行ったりしているようです。

子供が精神的に成長していて、家の近所の公園やお友達の家に遊びに行くという場合であれば、小さい頃からひとりで遊びに行くのも大丈夫なのかなと思います。とはいえ、やはり年長くらいからじゃないと、安心できないんじゃないかなと感じます。

小学生になっても、すぐにひとり遊びOKというわけにはいかなかった

うちの子供は、性格的に慎重派で、小学生になってもすぐには、ひとりで公園に行たっり、お友達のうちに遊びに行くことはしませんでした。
私も本人が自信をもって一人で遊びに行きたいと言わない限りは、親がついていってあげてもいいんじゃないかなと思っていました。
それに、小学生なりたてのころは、交通安全に対する意識も低いんですよね。通学は近所の子供たちと一緒に行っていましたが、毎日、
「道路をわたるときはちゃんと見てね。車に気をつけてね。」と言わずにはいられませんでした。
それが、小学一年生も後半くらいになると、だんだんしっかりしてきて道路で信号渡るときも気をつけてよく見ているのが傍目からもわかるようになりました。
そうなってくると、親としても「ひとりで遊びに行かせても大丈夫そうだな。」と思えました。
子供本人も、「私はひとりでも大丈夫。」という自信がうまれてくるんですよね。
振り返ってみると、小学生になったから、「はい、一人で遊びに行っていいよ!」というわけではないと思います。子供によって個人差があるんです。
幼稚園のころからひとりで遊びに行けることもいるし、小学生になってからも親についてきて欲しいという子もいるということです。
なので、子供がひとりで歩いているときに起こるであろう危険なことをきちんと時間をかけて教えて、親も子供も「大丈夫だ」と思えてから、
GOサインを出すべきだな、と感じます。

小学生の外出、男の子と女の子で差もある

小学校に入ってからの子供だけの外出、見ていると、男の子と女の子で親の対応が違っていました。
当然ながら、男の子のお母さんは、「ひとりで遊びに行っておいで!」というスタイルの人が多いんですよね。
結果、放課後や休日は男の子はずっと自転車にのって公園に行き、子供同士で遊びに回っていたりしてました。
友達の家にもみんなで押しかけたりしているようです。
女の子のお母さんは、一年生のうちくらいはずっと子供を見守っている人も多かったですね。
自転車にのるのも危ないからあまり乗らせなかったり。お友達のおうちにあそびにいく時も、お友達の家まで送って行き、帰りも迎えに行ったりしている人も多いです。
ひとりで外出するときは、どこにいって何時まで帰ってくるということをちゃんと決めて行かせています。
全般的に、女の子のおかあさんは、過保護とまでいかないにしろ、慎重になっている人が多いですね。
そして、女の子はキッズ携帯をもっている率も高いです。
外出しているときもすぐに親と連絡がとれる安心感はやはり子供にとっても親にとっても大きいですね。
周りのお母さんの話を聞くと、子供がひとりで外出したりお友達と遊ぶようになったのでキッズ携帯を買ったという人が多いです。
しかし、知っている限り、キッズ携帯をもっているのはみんな女の子です。

親同士の挨拶はどうするか?

小学生になると、同じクラスの子供の顔や親の顔がわからなくて困るということがあります。
幼稚園や保育園のころって、同じクラスで6年間から3年間くらいは一緒に過ごしますし、送り迎えが必須なので親同士いつも顔をあわせますよね。卒園することには、すっかりお互い顔見知りだし気心知れた間柄になることも多いです。
でも小学生は、登下校には親はついていかないですし、親が顔を合わせるのは授業参観や運動会くらいのものです。そこでも全員と話すわけではないですしね。親睦会に参加しても、経験からいうと、誰がどの子の親なのか全部把握するのがかなり難しいです。これは、他のママたちも言っています。
だけど、子供は子供同士でお互いの家に遊びにいったり遊びにおいでっていう約束をしてくるんですよね。
そんなとき、どういう対応がよいのかなと思っていました。それで、周りのお母さんを見ていると、やはりものすごくきちんとしてる派と放任派でわかれるんですよ。
きちんと派のお母さんは、まず、相手のお母さんにちゃんと挨拶をして顔を見知ってからでないと、子供だけで遊びに行かせるのは許してないんですね。
学校の行事などで、挨拶をして「いつもお世話になっています。今度遊びにいってもよいですか?」などど話をしてから、子供に遊びに行かせています。
会う機会がないお母さんだった場合、電話やメール、LINEなどで連絡をとってから子供同士を遊ばせているんです。
確かに、こういう対応を必要だな、参考になるなと思いました。
しかし、一方で、子供同士の遊びにはノータッチのお母さんもいます。
うちの子供が学校でお友達と遊ぶ約束をして帰ってきたことがあります。
「あとで、お友達が二人あそびにくるから。」と言われました。突然言われたので、家が片付いてなくて焦りましたが。
そして、同じクラスの子が二人きて楽しく遊んで帰って行きました。
しかし、わたしはその子のお母さんの顔もわからないです。今度学校で会う機会があれば話してみようとも思っていますが、まだその機会は訪れていません。わたしの経験からは、こういったケースは少なくはないんじゃないかと思います。
普段子供同士がよく遊んでいても、親同士が知らないケースです。
学校の懇談会などで、保護者が集まっているとき、
「〇〇くんのお母さんですか?はじめまして、△△の母です。いつも息子がお邪魔してお世話になっています。」なんて挨拶している人、たまに見かけます。
で、問題はですね、親によって、事前に挨拶するか子供同士の付き合いだからと放っておくか、かなりの温度差があるってことですね。
子供同士で遊ばせる前には親同士挨拶するって決めている人もいる。そういう人にとっては、挨拶なしは非常識なことと感じられるかもしれません。
ということは、子供が遊ぶ相手が誰であろうと、いつも前もって挨拶していたほうがいいってことですよね。
挨拶して怒る人はいないですから。ちょっと面倒に感じても、ちゃんとやっておいた方がいいです。

子供がお友達の家に遊びに行く時にもたせるおやつなど

小学生にはいって子供がお友達のうちに遊びに行く時、気を使うのがどんなおやつを持たせるかです。
実は、私、はじめのうちはこの暗黙のルール的なものがよくわかっていませんでした。
いや、実際そんなルールがあるかどうかもわからないですが、過去の経験から私が気づいてわかったことを書きます。

1、お友達の家に行く時はなにかお菓子をもたせる。
2、そのお菓子は高いものではいけない。ケーキ屋さんのケーキを買って持たせるとかはNG。
3、手頃なお菓子、スーパーで売っているような子供のお菓子がよい。
4、昔懐かしいチープな駄菓子もOK。
5、小分けの袋にはいっているモノで、お友達と交換できるものがベスト。
6、水筒にお茶を入れてもたせること。

以上です。
相手の親に気を使わせてしまう高級なお菓子はダメなんですね。
できるだけチープなものがよいという風潮が見受けられました。
小さなカップにはいっているゼリーとか。他の子供が持ってくるお菓子を見ていると、これわたしも子供のとき食べてた!というような昔懐かしいものもよく見かけます。

例を上げると、

ハッピーターン
きのこの山
たけのこの里
とんがりコーン
アポロ
ベビースターラーメン
カントリーマアム
ハイチュー
かっぱえびせん

等など。

懐かしくないですか!?

で、今の子供の事情をお菓子メーカーもよく把握しているのか、こういうお菓子の小分けの袋バージョンも売っているんですよね。
子供達は持ち寄ったお菓子をお互い交換して食べるという風習があるようです。

忘れがちですが、水筒も持たせましょう。
そうでないと、お友達のママに「何か飲み物いる?」なんて余計な気遣いをさせてしまいます。

ちなみに、わたしはこういうのわからなくて、最初のうちは、よくお菓子もたせるの忘れました。
それに突然遊びに行く約束をしてこられても、持っていくのにふさわしいお菓子が家に置いてないんですよね。
後、お菓子詰め合わせの箱とか持って行って、「こんなに気をつかわなくていいんですよ。」と言われてしまったりしました。

小学校入学してからの親としての生活は、本当に体験してみないとわからないこと多いですね。
そんなときは、周囲のママ友に「ねえねえ、こんなときどうしてる?」なんて聞いてしまうのが一番いいのかなと思います。

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