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ユニクロ ユーのホールガーメントは素晴らしいと思う
今日は、ユニクロ ユーのホールガーメントのリブ編みニットが、数あるユニクロ製品の中でもとびぬけて秀逸であることに驚いた話をします。
クリストフルメールのユニクロユー、2016年発売当初は、ちょっとがっかり
ユニクロユーって、フランス人デザイナークリストフ・ルメールが率いるデザインチームによって作られたユニクロの一つのラインですよね。
詳しくいうと、ユニクロがパリにR&Dセンターをつくって、そのアーティスティックディレクターにクリストフルメールが就任したのです。
そして、そのパリのチームがデザインするラインが「ユニクロユー」で、2016年秋冬から販売開始しました。
クリストフ・ルメールは、エルメスのクリエイティブディレクターだったことで名が知られています。エルメスにいたのは、2010年から2014年までのことです。
エルメスのデザイナーは、マルタン・マルジェラ、ジャンポール・ゴルチェが歴任して、その後を引き継いでいます。マルジェラやゴルチェと肩を並べるとは、デザイナーとしてはトップクラスですね。
そのルメールがユニクロとコラボ！？ エルメスとユニクロとは、あまりにもかけ離れていますよね。
とはいえ、ルメールの服がユニクロで買えるということで、2016年にユニクロユーが初登場したときは、かなりの注目を集めましたね。
私も去年、ユニクロ店舗でルメールの服、見ました。
確かにシンプルで上品なテイストでいいなとは思ったのですが、購入には至りませんでした。
いいんだけど、ずば抜けて感動するものがなかったんですよね。
価格も普通のユニクロラインより高いし、これだったら通常のユニクロでいいや、という感じでしょうか。
元来、ルメールやエルメスの服って、シンプルで洗練されていて上質でクラスを感じさせるもの。それがユニクロになったとき、デザインの方向性は似ているんだけど、質だけ落ちている、いわば劣化版的な感じになってたんですよね。そこに共感しなかったのかもしれません。
2017年秋、今回のユニクロユーは違った
2016年秋にユニクロユーを初めて見たとき、あまり感動しなかったこともあり、それ以来ユニクロユーを店頭で見かけても、あまり気を留めていませんでした。
しかし、この秋、ユニクロユーのホールガーメントのニットを見かけて、「これは！？」とピピっときました。
ホールガーメントやユニクロユーということに惹かれたわけではなく、単純にデザインの素敵さと、色のきれいさに「欲しい！着てみたい！」と思ったのです。
そして、よくよく見てみると、ユニクロユーでホールガーメントということに気が付きました。
ホールガーメントいえば、島精機。ユニクロと島精機の関係って？と思って調べてみたら、2016年に両社が合弁会社を作っていたんですね。
なるほど。
ホールガーメントは、島精機製作所が開発した機械で筒型に編む無縫製のニットです。すでに20年以上の歴史があります。
従来のニットのように継ぎ目がないので、シルエットもきれいだし、着心地もよい。
ただ、とても高価な機械なので、ホールガーメントのニットって、価格も高いです。
「ホールガーメントです。」といえば、ちょっとした付加価値がある感じでしたね。
でも、だからといって、ホールガーメントはかっこいい、という風にはなってなかったと思います。
ただ、技術としては、やはり優れているんですよね。
ホールガーメントだからこそ実現できるニットのシルエットもあります。
今回のユニクロユーのハイネックリブ編みニットだと、ネックラインからショルダー、バストにかけて、縫い目がありませんので、自然に重力にしたがって流れるように落ちるようなエレガントなラインが出ます。
微妙なことですけど、それが、洗練とか品を感じさせているんです。
そう、今回のユニクロユーのホールガーメントのニットは、すごく洗練されているんです。
ユニクロが、パリにR&Dセンターを作ったかいがあったのですね。
ユニクロに求められているデザインって、シンプルで毎日着られるもの。トップメゾンのような、非日常じゃないんです。
去年のユニクロユーは、非日常デザインの質が低い版になっていた。
でも、今年のユニクロユーは、本来のユニクロの毎日着られる服をより洗練され、高級感をもたせたところに大きな違いがあると思うのです。
しかも、価格もユニクロの他の商品よりやや高いくらいで、はっきりいうとお得感があります。
というわけで、2017年秋冬ユニクロユーのホールガーメントニットを絶賛したいです。
ユニクロXホールガーメントのクチコミは？
まず、一番人気がありそうな、３Dメリノリブモックネックセーターの評判、口コミはどうなのか、調べてみました。
すると、思った通り、高い評判ですね。
身体にぴったり自然にフィットする。
縫い目がないので、動きやすく着心地がよい。
メリノウール100％の美しい素材感。
肌触りがとても良い。
シルエットがとてもきれい。
辛口コメントとしては、
とてもフィットするので、身体のラインがよく出る。下着に気を付けないといけない。
肌にちくちくする。
というものがあります。チクチクするというコメントは、わりと少数派です。敏感肌の人は、どんな素材でも刺激を感じてしまうものです。
肌触りがよいという評価が圧倒的に多いので、感じ方は個人差があると思います。
ユニクロホールガーメント、おすすめは？
実際にいろいろ試着してみた感想です。
私の一番のおすすめは、
、３Dメリノリブモックネックワンピースです。
ニットのワンピース、今シーズン、他の店でもよくみかけますが、タイトなシルエットのものが多いですね。
ニットでタイトだと、かなり身体のライン出てしまうので、このワンピースのように、スカート部分がフレアになっているのはうれしいです。
ボリュームもほどよく、まさに大人の女性におすすめなシルエットです。
ベストやベルト、スカーフなど小物使いでかなりかっこよく着こなせるワンピースです。流行のライダースジャケットにもぴったりですね。
大人の女性におすすめのワンピースです。
秋冬だからこそ、ニットのやわらかい着こなしを楽しみたいものです。
ネックまわりも余裕があるので、着脱の時もキツさを感じません。着用しているときのフィット感も良いです。
このモックネックデザインは、今年流行なんですね。タートルネックよりも短いハイネック。確かに今年らしいですよね。
ネックがスッキリ見えておしゃれな雰囲気になるんですよね。
カラーは、
オフホワイト
ブラック
レッド
オリーブグリーン
の4色です。
どの色も綺麗ですね。あえて、一番目立つレッドを選ぶのもいいかなと思います。アウターや小物が黒とかダークな色が多いので、
その中に赤を持ってくると、すごく引き立つんですよね。
店頭ティスプレイでは、ダウンジャケットを合わせていました。この着こなし、結構好きです。
、３Dメリノリブモックネックワンピース
も、やはり、想像通り身体にフィットして、きれいなシルエットが出ます。
さすがホールガーメントですね。
ただ、ネック部分の伸縮が少し足りないような気がしました。着脱時に、ちょっとだけキツく感じました。着ているときはきつい感じはしません。
頭が通る時だけ、少し伸びが足りなく感じました。
また、レビューで述べられている「チクチク感」ですが、ちょっとわかる感じがしたんですよね。
素地自体は柔らかいんですけど、デザイン的にすごく身体にフィットするんで、その分肌に密着するために、そう感じる人もいるかもなと思いました。
このニットの下に、薄いインナーを着ることで解消されるような気がします。
少し太めのリブ編みの雰囲気などは、とても高級感あります。これ持っていたら、秋冬は間違いなく活躍するでしょうね。
3,990円という価格を考えても、大変おすすめのアイテムです。