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宿題をやらない子供に宿題をやらせようとして、ストレスがたまりまくった
子供が小学生になったとき
「こんなに毎日宿題がでるのか」
と正直びっくりしました。
昔、自分が子供のころは宿題はこんなになかったと思います。
学校から帰ったらまず次の日の準備をして宿題をやる。
これが理想ですよね。
ちゃんと出来る子もいます。
しかし、やらない子もいます。
うちの子供は、後者です。
これ、親がやるわけにもいかず、本人にやらせないといけないですよね。
だから、
「明日の準備しちゃいなさい。」
とか
「早く、宿題やりなさい。」
とか、
言ってしまうわけです。
しかし、宿題をやらないタイプの子は、親に言われたからって、まずやらないです。
そのことが親としては、ものすごくストレスになるんですよね。
周りのママさんに聞くと、
「うちはすぐに宿題済ませちゃうよ。」
なんて言ってる人もいます。
ああ、なんでうちの子は、、、
と半ば絶望的な気持ちになったりします。
その反面、同じように「うちの宿題全然やらないんだ。」
と言うママもいます。
そうか、同じような子供もいるんだな、とちょっと安心します。そして、この辛さを分かち合えて嬉しい気持ちになります。
宿題をやらない子のママは、
「昨日なんて、泣かされたよ。」
と言ったりしてます。
わかります。
泣きたくなるんですよね。私も泣いたことがあります。
小学校の宿題なんて、一旦取り掛かれば10分もかからないくらいの量なんですよね。
なのに、なかなかとりかからないんです。1時間も2時間も。
その間、ずっと、「宿題やりなさい。」と言い続けている自分。
本当に悲しくなります。
もしも、あなたのお子さんが「宿題をやらない子」だとしたら、子供が自分から宿題をやるようになる方法があるとしたら、知りたくないですか?
「早く宿題しなさい!」と絶対に言わない
子供が宿題をしない。すると、ついつい、「宿題、早くしなさい。」
って言ってしまわないですか?
私はついついいつも言ってしまっていました。
よくないとわかっていても。
しかし、子供は「早く、宿題しなさい!」といわれると、カチン!
ときます。
そして、お決まりのセリフを言うわけです。
「今、しようとおもっていたところ。」
「今、鉛筆探しているの。」
「このテレビ終わったらやるから。」
「ちょっとトイレ行ってくる。」
というようなことを言います。
子供は宿題をやらないといけないのは知っているよ!わかっているよ!うるさいな!
そんな心理状態です。
だから、早くやりなさい!と言われると、反発します。
どうして、そんなに上から目線で偉そうに言うんだよ!っていう気持ちですかね。
親からそんな風に言われると、言われたからやるのは癪に障る、みたいな気持ちになって、ますます宿題にとりかかる時間が遅くなります。
すると、親も
「さっき、やるって言ったのに、どうしてやらないの!?」
という気持ちが心の中にどんどんわきあがってくるのです。
そしてまた。
「早く宿題しなさい!」って
言ってしまうわけですね。
そうすると、
「今やろうと思っていた!」
と言われて、魔の無限ループに陥り、その不毛な時間がずっと続くのです。
そして、ついに子供は
「うるさい!ママ、うるさい!」
と逆ギレする事態になってしまいます。
ふう。
ため息が漏れますね。
長年こんな経験してきたからこそ言います。
「早く宿題しなさい!」
というのは禁句にしましょう。
この言葉、子供が宿題をやらなくなる魔のワードです。
宿題やりなさいといってやってくれるなら、こんなに悩まないわけです。
早く宿題しなさい!って心の中で思っても、言わない。
子供に宿題をやってもらいたい親は、子供が自然に宿題をする気持ちになるサポートをしましょう!
子供が自分から宿題をするようさせるためにできる親のサポートとは?
早く宿題しなさい!と言い続け、神経をすり減らしていた私ですが、考えを改めて、子供が自分から宿題をするようにしようとしました。
子供がアスリートなら、親はマネージャーやコーチのような立場。子供が全力をだせるように、サポート業務につくようにしました。
宿題の可視化
とりあえず、学校から帰ってきたらまずは宿題をやらなくてもいいからランドセルから出させることをしましょう。
ランドセルの中身を揃えたり、宿題をやるのはちょっとハードルが高くても、ものをかばんから出すくらいはどんな子もできると思います。
そして、親も一緒に、明日までにやる宿題は何があるのかを確認するのです。
これ、結構重要ですよね。
下手すると、そのまま宿題がランドセルに入っていて忘れてしまい次の日の朝まで気付かなかったということもあります。
まずは、宿題の存在を目でみて確認することが必要です。
そして、その宿題は、勉強机の決まった場所に置くなり、トレイに入れて、部屋の見えやすい場所に置くなりして、いつも目が付く状態にしましょう。
宿題をやる時間を話し合って決める
宿題をやる時間は限られています。
理想的には、帰宅したらすぐにやらせたいですが、帰ってすぐ習い事にいったり、お友達と遊んだり、おやつが食べたかったり、テレビが見たかったりとすぐに取り掛かれることは少ないです。といいますか、うちの子供は帰宅してすぐに宿題やったことはほぼありません。
でも、私は子供と話し合って決めています、
「いつ宿題やろうか?」
ご飯を食べる前。ご飯を食べたあと。お風呂に入ったあと。
そんな感じで決めさせます。
自分で決めた時間なので、守ろうという気持ちも少しは出ます。
親も子供が決めた時間に宿題ができるように、ご飯の時間やお風呂の時間を工夫したり協力しましょう。
宿題をやる環境を整える
宿題をする環境を用意することも非常に重要です。
・テレビを消す
・うるさくしない
・机をすっきり片付ける
子供が勉強できるベストな環境を作ってあげることが重要です。
我が家はこれを意識してやるようになってから、子供がすっと宿題に取り掛かるようになりました。
かんたんな問題からやる
子供をみていると、宿題にとりかかるまでがとても時間ががかかるのですが、一旦始めてしまうと、意外と集中して最後までやってしまうんですよね。
なので、最初の一問をやるのがとてもハードルが高いのです。
もしも何種類か宿題があるのなら、一番かんたんなものから始めるように言ってあげましょう。
それだけで心理的ハードルが下がります。
わからないところがあったら教えてあげる
こどもが宿題をやっているとき、わからないところで止まってしまっている時があります。
なので、
「わからないところがあったら言ってね。一緒にやろう。」
と声をかけています。
わからなければ、聞けば教えてもらえるんだ。と思うと、安心して宿題に取り掛かることができます。
子供がわからないところがあれば、ヒントを出してあげます。すると、はっと閃いて、宿題を進めることができます。
教えてあげる、といったからには、子供から「わからない。」と言われたら、すぐに家事などの手をとめて子供のところにいかなければならないですよ。
もし「忙しいから、まって。」なんて言ってしまうと、子供からの信用も失ってしまいます。
親も真剣勝負ですね。
宿題を終わらせたら褒める
やはり褒められることは嬉しいですよね。
宿題をちゃんと終わらたら、「よくやったね。」と褒めるようにしています。
また、ちゃんと宿題の内容を見てあげると子供も嬉しいようですね。
頑張って終わらせたんだから、誰かに見てもらいたい!って気持ち、大人にもありますからね。
きちんとやれば認められるという事の繰り返しは、毎日がんばって宿題をやろうというモチベーションにつながります。
褒められたら、うれしい。親はちゃんと自分を見てくれて評価してくれているんだな、という気持ちが、自分から宿題をやろうという気持ちにつながります。
時間がかかっても、ゆったりした気持ちで
以上、体験をふまえて宿題をしない子の対処方を書きました。
これらのことをやっても、すぐに効果があらわれるとは限りません。
もしかしたら、時間がかかるかもしれないです。
でも、焦らないことです。
宿題をしなくても命にかかわるこはありません。
宿題をしないからといって怒るのはやめましょう。逆効果にしかならないので。
子供には、「早く宿題しなさい!」という言葉じゃなくて、
サポートと信頼と安心感 を与えましょう。
そうすれば、時間がかかっても、そのうちに自然に自分から宿題をするようになります。