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赤ちゃんから英語をやらせようとしたが失敗に終わった
こんにちは、ロズマリです。
今、子供の英語教育って本当に盛んですよね。
幼少期の言語習得能力は大人よりもずっと優れているので、小さい頃から英語を習わせると、ネイティブスピーカーのように話せるようになる!
なんて話も聞きます。
私も、子供には小さい頃から英語を習わせたいなと思っていたんです。
英会話教室に通わせたり、英語のDVDを見せたり、英語のCDを聞かせたりしました。
しかし、どれもそれほど効果があったようには思えませんでした。
日本で一般的な日本人家庭でできる英語教育では、ネイティブレベルの英語教育とは程遠かったです。
私の努力不足かもしれません。もっと徹底して英語環境をつくってあげたらよかったのでしょうか。
日本の日本人家庭において英語環境をつくることの難しさ
いや、でも振り返ってみると、育児に忙殺されて毎日をやりくりしていくのに必死だったので、英語で読み聞かせとか英語を教えてあげるとかそういう余裕が
なかったんですよね。
それでも、一時期、子供に英語で話しかけやってみようとした時がありました。
子供に英語で話してみるのです。
すると、「英語やめて!何いっているかわからない。英語きらい!」
となってしまいました。
英語教育について、何も知識もないですし、ただ思いつくままにやってみたんですけど、結果はこんなもんです。
バイリンガル育児をされて成功している方のブログを拝見したことがありますが、そういう方は本当にすごいなと思います。
とにかく私は、早々にギブアップしてしまったわけです。
週一回の英語教室の効果は?
そんなとき、保育園で英語教室が受けられるということがわかり、申込することにしたんですね。
週一回40分のクラスです。
英語を我が子に習わせたい!と考える親は相当多いです。クラスの8割くらいが受講していましたね。
クラスの先生は、ネイティブ発音ができるベテランの先生でした。
親が参観する機会もありましたので、そういうとき授業の様子を見に行きました。
クラスの子供の人数は15人くらいです。みんなで英語の歌を歌って踊ったりします。
そして、簡単な質問と答えの受け答えです。
例えば、黄色いカードを持って、質問します。
“What color is this?”
すると子供が、
“Yellow!”
という感じです。
そして、テキストブックのストーリーを題材に、役をきめてセリフを言ったりします。
テキストブックのストーリーは、
「三匹の子豚」(The Three Little Pigs)
「ブレーメンの音楽隊」(The Musicians of Bremen)
「金の斧、銀の斧」(The Honest Woodcutter)
など、日本でも馴染みのあるおはなしが多いです。
授業の前にCDでこのストーリーを聞くことが宿題になっています。
朝食の時間に、CDを流して聞かせたりしていました。
しかしながら、子供がCDから流れてくる英語のお話を全て理解していたかは疑問であります。
でも、英語の発音は多少聞き取りできていたのかなと感じました。
結局、この英語教室は2年間通ったのですが、小学校に上がるタイミングでやめました。
結果どのような効果があったかというと、
「英語に触れた経験をして、英語ってどんなものかなとなんとなくわかった。」
ということだと思います。
英語で歌を歌ったりみんなで楽しい思いをした、という感じですね。
でも、英語で話すことができたり、英語で読み書きができたりする能力は一切ついていません、残念ながら。
たまに海外から遊びに来た外国人の友達に会うときなど、子供も一緒にあったりすることもあるのですが、そんなときも子供の口から英語が出てくることはありませんでした。
週一回40分の英語教室だけなら、多くは期待できない、ということです。
でも、その英語教室をきっかけに英語が好きになって、どんどん自分から授業以外でも英語に触れて、上達する子もきっといると思います。
なので、英語教室に行くのは、悪いことでは全くないと思います。
ただ、それだけでは英語力をつけさせるのは難しいですね。それだけだと、圧倒的に英語を使う時間が少ないので。
うちの子に関しては、積極的に英語がうまくなりたい!と思ってる感じではなかったので、今はまだ英語を無理に習わせなくていいのかな、と思いました。
そんなわけで、今は特に英語を習わせてはいません。
英語を伸ばすには、まず日本語の力をつける
結局、うちの子供は日本の親の元、日本に生まれて、日本で育っているので、第一言語は日本語なんですよね。
英語は、第二言語となるわけです。
まずは、第一言語である日本語の力をしっかりつけてから、英語を学んでもいいのではないかと思うようになりました。
英語は、ネイティブスピーカーになる必要はないわけです。
英語って、世界の共通言語になっていますが、第二言語として話している人もたくさんいるわけですよね。
私もそうです。私はヨーロッパに友人や仕事上のつきあいをしている人が多いですが、いつも英語で話しています。
みんな、それぞれの母国語のアクセントがあったりしますが、さして問題にはならないです。
日本人が英語を習得するのもそういったレベルの英語で良いのですよね。第二言語としての英語です。ネイティブに間違われるような英語もかっこいいですが、目指すところはそこではない。
でもね、英語で海外の人と話すときに必要なことって、英語力以外のところにあるんですよね。
・論理的に話す力。
・自分の考えを話す力。
・相手の言っていることを理解する力。
こういう、力がないと、英語力が高くても、面白い会話ができないわけです。
外国人の友人が数人集まって盛り上がっているとき、自分の考えを主張したり、みんなの興味を引くことができるか?
ってことですよね。
そういう力って、思考能力が必要だと思うんです。
高い思考能力を持つためには、頭の中で筋道立てて考えをまとめる力が必要です。そのためには、第一言語である母国語の能力が高くないとだめなんですよね。
母国語で本を読む。考えをまとめて話す。文章を書く。
そういう訓練を幼少期にするのは、もしかして英語より大事なのではないのでしょうか。
そして、母国語の能力が高ければ、英語を学習したときに、英語を習得するのも早いと思うのです。
考えて理解する基礎ができているから。
さらに、子供には英語を学ぶことの必要性や楽しさを理解した上で、自分の意思で英語を学んでいってほしいなと思うわけです。
幼少期の早期英語教育の場合、子供の意思は関係なしに、親がやらせてる感じですからね。
だから、私の場合は、子供たちは「英語やだ!」と英語アレルギーのようになってしまいました。
そうではななく、自分から英語やりたい!と思ってくれないと、英語の習得なんて到底無理だと思うのですよね。
それがわかるようになるのって、少なくても小学校中学年くらいなのかなと感じます。
というわけで、英語を習得させるには、まず、国語の勉強をしっかりやってからの方がいいのではないかと思うのです。
それでも、こどもたちの将来には英語は絶対必要な能力
子供たちが、将来、英語で話し、英語の文献や新聞を読んだり、ネットの英語のサイトで情報収集したり、高度な英語の文章を書く能力というのは絶対必要だなと思います。
もう、日本語しかできないというのは、世界の中のものすごく限られた地域にしかいられないということなんで、すごく損失大きいです。
英語は、普通にスキルとして使えるようになってほしいです。
だけど、そのために、幼い頃から英語漬けにすればいいといものではないのかもしれません。
「第二言語としての英語」をどうやって、子供達が習得していくのが効果的なのか、これから探っていきたいと思っています。
しかし、まずは、母国語の能力を高めることを意識してやっていきたいです。