湿潤療法の体験記 子供の指を爪切りできってしまった

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爪切りで指先を切ってしまったが、湿潤療法で治った

はじめての子供が生まれて、爪を切ってあげなくてはいけないことにすごく緊張したのを覚えています。

こんな小さな手のちいさな指、万が一間違えて切ってしまったらどうしよう!?

と全神経を研ぎ澄ませ、注意に注意を重ねて爪を切っていました。

それから、何年もたち、子供の爪を切ってあげるのも慣れました。
しかし、気の緩みが生じたのか、子供の人差し指の爪を切るとき、指先もさくっと切ってしまったのです。

小児科、皮膚科、外科?どこの病院で見てもらったらよいのかわからず、湿潤療法をやっている病院へ

切ってしまった子供の指先からは、血が出ていました。溢れ出るようにでているわけではないですが、血がにじんでいるという状態よりは血が出ている感じでした。

子供は、痛みより、血がでてることに驚いて、泣いています。手を水で洗って、絆創膏をはると血は止まったようです。
血がみえなくなると、子供も泣き止みました。そのまま絆創膏かキズパワーパッドを貼っておこうかと思ったのですが、一応念のため、病院で診てもらった方が安心かなと考えました。
自己判断で、万一キズが悪化したら困るという思いが頭をよぎったからです。
しかし、どこの病院に行ったらよいか、わかりません。それで、思い当たる病院に電話をして、状況を伝え、診察可能か聞いてみたのです。

子供の指を爪切りで切ってしまった。

と私は伝えました。

しかし、どこの病院も「他に行ってください。」というのです。
いや、そんなにひどいキズじゃないんですけど、、。
私の話し方が、行けなかったのでしょうか。
なにか、重傷な印象を与えてしまったかもしれません。

そこで、以前、子供の指のやけどを湿潤療法で治してくださった病院に電話したのです。
すると、

「いいですよ。診察しますからいらしてください。」

とご対応いただきました。
家から一時間弱かかる病院ですが、一番信頼できる病院なので、ここで見てもらうことにしました。

湿潤療法はやはりきれいに治る

病院について、先生にキズを見せると、

「ああ、全然大した事ないね。直ぐに治るよ。」

と嬉しいお言葉。

こちらの先生は、いつも穏やかに優しくお話してくれ、本当に安心できます。
今回、私の子供は軽傷でしたが、重傷のやけどのお子さんを連れた親御さんが飛び込んでくることも多いのだとか。

湿潤療法をやってる病院は多くはないので、きっとインターネットなどで調べて、遠くからくる患者さんも多いのでしょうね。
私も、以前子供が指をやけどした時には、絶対直してあげたいという、すがるような気持ちでここの病院に来たものでした。
そのとき、本当にきれいにやけどが跡形も無く治った経験から、キズができたときは湿潤療法をするようになりました。

今回の指のキズには、デュオアクティブを使いました。デュオアクテイブを子供の指先に合わせて小さく切り、指先に巻きます。
その上から防水フィルムを貼りました。それを毎日交換するだけで、いたってシンプルな治療です。

子供の指はこうして、湿潤療法を一週間実践した結果、きれいに治癒しました。

このやり方には、水に触れても大丈夫というメリットもあります。防水フィルムを巻いているので、お風呂にはいったり手を洗っても大丈夫です。
防水フィルムにはしっかり粘着力もあるので、途中でとれてしまうこともありません。普通の絆創膏だと、子供も気になって触っているうちに取れてしまったりというようなこともあるのですが。

私自身も、窓に指をはさんでちょっと深めの傷ができてしまったとき、市販のキズパワーパッドを貼って綺麗に治った経験もあります。
何度も経験していますが、いつも綺麗に治るので驚いています。

しかしながら、湿潤療法を自己流でやった結果、思い感染症になったりするケースもあると聞きます。
小さな切り傷などでしたら、自宅で、市販のものを使って治療しても良いかもしれませんが、子供の傷ややけどの場合は、治療経験豊富なドクターに診察していただくのが最良の方法ではないかと思います。

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