赤ちゃんと添い寝は危険?赤ちゃんのベッドの事故と突然死(SIDS)から考える、安全な添い寝とは。

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こんにちは、ロズマリです。

先日、ネットで赤ちゃんがベッドから転落する事故がかなり多いという記事を見ました。
中には、それで死亡したケースもあるとか。
恐ろしいですね。

乳幼児を大人のベッドで普段から寝かせている人は少ないと思います。
多いのは、大人のベッドの隣にベビーベッドを置いて寝ているパターン。
赤ちゃんが夜中に起きてしまうと、大人のベッドに連れてきて一緒に寝かせる。
実は、私もこういう経験があります。
最初はベビーベッドで寝ていた子が、夜中起きてしまって、大人のベッドの方に連れてきたんですね。
自分と夫の間に子供を寝かせることがありました。
すると、子供は寝ている間にどんどん動くわけです。朝起きると足元にいることも。
そして、一度、子供がベッドから落ちてしまったことがあります。

子供は落ちた瞬間、ワーッと泣いて、その声で子供がベッドから落ちてしまったことに気が付きました。
幸い、万一に備えてベッドの周囲にクッションを敷いていたのでケガはありませんでした。

ベビーベッドと大人のベッドという組み合わせ。
ずっとベビーベッドに寝かせているならば安全なんですが、私の体験のように、赤ちゃんが起きてしまった時に、大人のベッドに連れてきて一緒に寝たり、ソファに移動して寝かしつけたり授乳したりするという場面が出てくるんですよね。そういったときに危険が潜んでいるように思えます。母親も疲れて眠い中に起きて、泣く子供をあやして授乳したりします。そのうちに眠ってしまって、子供が落ちてしまうリスクがあるわけです。

そういった危険の他に、大人のベッドの隣にベビーベッドを置いて子供を寝かせるというスタイル、これは想像をはるかに超えて大変でストレスがありました。
そこで、私は思い切って、子供が一歳のころに布団で一緒に寝るようにしたんです。
すると格段に楽になったんですね。最初からそうすればよかったと思いました。

今回は、その自分の体験をご紹介するとともに、添い寝に関する危険にも考えてみたいと思います。

大人のベッドとベビーベッドを揃えなければいけないという思い込みがそもそも間違いだった

思い返すと、子供が生まれる前の私は、子育てについての知識は全く持っていませんでした。
育児に関するすべてのことは漠然としていて、本当に未知の世界でした。
だから、なんとなくこうじゃないかというイメージではじめるしかなかったのです。
赤ちゃんにはベビーベッドが必要だろうと思っていました。
なんの疑いもなく、ベビーベッドを買いました。
大人のベッドの横に、柵つきの白い木製のベビーベッドを買いました。結構大きくてスペースとりました。

赤ちゃんが生まれてすぐに気がついたこと。

赤ちゃんは、ベビーベッドに寝かせておけば自然に寝るわけではない。

これは個人差があるのかもしれないです。
私の子供は、一旦泣き出したらものすごい大声でずっと泣き続けていました。
抱っこするまで絶対に泣き止みません。
寝かしつける時だってずっと抱っこしていないと寝ません。
赤ちゃんって、ベッドに置いておけば勝手に寝るわけじゃないんだと、初めてわかりました。

そして、やっと寝たと思って、起こさないようにそっとそっと最大の注意を払って赤ちゃんをベビーベッドに寝かせました。
でも、それが本当に難しいのです。
どんなに気をつけていても、ベッドに置いてそっと手を抜いた瞬間、パチッと目が開いてしまうのです!
そして、一から寝かしつけを始めるという無限ループに陥るのです。

初めての育児で疲れきっているのに、寝られない辛さ。寝かしつけの無限ループは真夜中まで、ときには朝方までかかることもありました。

そして、赤ちゃんって夜中に何度も起きるんですよね。一回寝かしつけに成功しても、何時間したらまた起きるんですよ。その度にベビーベッドから
抱き上げて、抱っこして寝かしつけをしていたんです。

まさに非効率の極みですね。

大人のベッドの横にベビーベッドを置くというスタイルをとったために、苦労の連続だったわけです。

今考えると、ベビーベッドは、本当に無駄でした。
ベビーベッド代の話だけではなく、ベビーベッドを使うと、寝かしつけてからそっとベビーベッドに移動させる、という時間が必要になりそのために
膨大な時間が費やされ、この上ないストレスが発生したからです。
できることなら、最初の子供が生まれる前の自分に教えてあげたいです。

「悪いことは言わない。布団にしなよ。」

いったん布団にすると、ベッドはもう考えられない

そんな赤ちゃんをベビーベッドに寝かせる生活を送り、疲れ切った私は、布団の方がもしかしたら楽なのではないか?という思いに至り、
布団を購入、布団で子供と一緒に寝る生活を始めました。
すると、ベビーベッドのときより格段に楽だったのです!
一緒に横で寝るので、寝かしつけという意識もないまま、子供は寝てくれます。そして、ベビーベッドのときのように子供が寝てから移動させる必要がないので、やっと寝付いたこどもを起こすようなこともありません。
母乳で育てていたのですが、布団の中で寝ながら授乳するのはとても楽でした。子供が、夜起きた気配があれば、すぐに寝ながら授乳します。そうすれば、また子供がスヤスヤと眠ってくれました。
布団だと、敷布団やマットレスを干したりするのもカンタンです。
そして、布団にして気が付いたのは、子供がものすごく寝返りして布団の外に転がっていくということです。
柵付きのベビーベッドに寝かせていたときは気が付かなかったのですが、子供って寝ている間にびっくりするくらい動くのですね。
これじゃあ、ベッドに寝かせたら絶対に落ちるよね、と思いました。
布団であれば、布団から落ちても床に転がるだけなので、怪我する心配はありません。
とはいっても、10cmくらいの段差が気になりましたので、布団の下は絨毯にして、布団の周りには薄めの布団を敷いて、布団から子供が転がったときもなるべく衝撃がないように工夫はしました。
とにかく、ベッドから落ちるかも知れないという心配はしなくてすむのは本当にいいです。
そして、寝かしつけも簡単で、夜中起き出さなくてもよくなり、精神的にも肉体的に楽になりました。

第2子は、はじめから布団で寝かせた

そんな体験をしていたので、次の子供が生まれたとき、寝返りができるようになったころから布団で一緒に寝ることにしました。
なので、2番の目の子どものときは、寝かしつけで悪戦苦闘した思い出がありません。
そして、この子は、上の子にまして、ものすごい寝相が悪かったので、大きくなってきてもベッドに寝かせることは考えられませんでした。
朝起きると、布団のなかに子供がおらずあわてて見回してみると、部屋の隅っこにころがっているということが日常でした。

子供が大きくなってきても、一緒に布団で寝ている

一応、子供が3歳くらいになったときに子供用のベッドを買って、そこに寝かせてみようかとも思ったのですが、いまだに実現していません。

小さいころからずっと母親と一緒に寝てきた子供たちは、今も一緒に寝たいというんですね。
もう結構大きくなったので、子供だけで寝てもいいのでは、と思うのですが。
どうして、一緒に寝たいのかと聞くと、「安心するから。」といいます。

自立心を養うためには、親とは離れて寝たほうがいいんじゃないかという気持ちも少しあるのですが、子供が安心して眠れるなら一緒に寝てもいいかなという思いが勝り、
いまだに、一緒に布団で寝ています。

欧米では、添い寝は赤ちゃんの突然死(SIDS)のリスクを増大させるという議論がある

ちなみに、ヨーロッパでは、赤ちゃんの頃からベビーベッドに寝かせて、親は違う部屋に寝るのが主流なんですよね。
一つの理由としては、最初からそうすることによって、一人でも寝られるような子供に育てるのだそうです。
日本を含むアジアの国では、子供が小さいうちは一緒に寝るという傾向が多いのと対照的です。

そして、もう一つ大きいのは、欧米では、赤ちゃんと添い寝すること(bedsharring)が赤ちゃんの突然死の危険性を上げるという調査結果があり、乳児との添い寝をしないことを推奨されていることです。

SIDS(SUDDEN INFANT DEATH SYNDROME) 乳幼児突然死症候群は、子供が睡眠中に起こることが多いとされています。なんらかの原因で寝返りができなくなって息ができなくなったとか、布団ややわらかいマットで気道がふさがれたというケースがあります。
また、添い寝中の母親が子供に覆いかぶさってしまったために、子供の呼吸が妨げられて死亡に至ったというケースもあります。もしくは、先天的な異常、気管疾患、筋肉の未発達などが関係している場合もあります。
しかし、はっきりとした原因はわかってないんですよね。

ただ、添い寝をしないで赤ちゃんをベビーベッドに寝かせることにより、赤ちゃんの突然死の率は下がっているんですね。子供を突然死のリスクにさらさないためにも、ゼロ歳児はベビーベッドに寝かせたほうがいいという考えが広まっています。
その場合、ベビーベッドは硬いマットにして、ふわふわした布団やぬいぐるみなど、赤ちゃんの口をふさぐ危険性のあるものは絶対に置かないことが鉄則です。

添い寝にもメリットがたくさんあり、添い寝賛成派も多い

しかし、一方で、欧米においても添い寝を推奨する考えもあります。
添い寝することによって、母親と子供のスキンシップが取れる。母親は夜中に起きなくても子供に授乳することができる。子供は大声で泣かなくてもすぐにおっぱいを飲むことができる。
そして、夜中に起きてソファで授乳するというリスクが減る。
さらに、赤ちゃんの死亡事故で添い寝をしていた率が多いという調査結果も、よく分析してみると、母親が飲酒していた場合や、風邪薬を飲んでいたなど、普段と違う状態であったことが多いことがわかってきています。
母親が通常の状態である場合、添い寝でもベビーベッドでも突然死の率は変わらないとう調査結果もあります。

添い寝のリスクは?添い寝をするときに気をつけること

自分の経験を考えてみても、自分が通常の状態である限り、子供に覆いかぶさってしまうことってないと思うんですよね。
無意識でもこどもを守ろうという意識が働いているのでしょうか。メカニズムはわからないですが、子供に危害及ぶようなことは、睡眠中であっても起こりにくいと思います。
しかし、薬を飲んだり、酔っていたらどうでしょうか。これはわからないです
もしも、いつも添い寝をしていても、薬を飲んだりしたときは、子供は別の場所に寝かせるべきだと思います。布団であれば、隣に、ガード付きのベビー布団を並べて寝かせる方法もありますね。
例えば、このような製品をつかってもよいかと思います。

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やはり、添い寝をするなら、ベッドよりも布団の方いいですね。
大人のベッドにベッドガードをつけて子供と添い寝をしていて、ベッドガードとベッドの間に子供が挟まってしまい窒息死するという痛ましい事故が起きています。
そしてベッドですと、どうしても転落の危険があります。添い寝するなら、布団が安全だと思います。

子供と一緒に寝る布団の硬さにも注意をするべきです。
子供は筋肉も未発達ですから、息が苦しくても、自分で布団をよけたり寝返りを打ったりできない場合があります。硬い布団であれば、寝返りもしやすいですし、
子供の口を完全に塞ぐというようなことが発生しにくいです。また、掛ふとんが重すぎたり厚みがありすぎるものは避けなければいけません。

乳児のうちはベビー用布団に寝かせたほうが安心です。
マットレスの硬さもちょうどよいものになっています。掛ふとんも軽いので、子供の口を塞いでしまうリスクが低いです。
大人の布団の横にベビー布団を並べて、赤ちゃんはベビー布団に寝かせるというスタイルが安全ではないかと思います。

添い寝は、母親にも子供にもメリットがあります。考えられるリスクを認識して、対処をした上で実践することが大切だと感じます。

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