保育園でのママ友、他の保護者との付き合い方

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保育園に子供を入れてから6年過ごした経験で言えること

保育園に子供を通わせる前は、保育園は子供を預ける場所なのだから、保護者同士のつきあいなどは、それほど二の次だという考えがありました。
保育園なんだし、保護者は仕事で忙しいし、おつきあいしてる時間もない、と。そんなにベタベタしたつきありより、ドライな関係が好まれるだろうとも思っていました。

実際に通い始めてみると、保育園の他の保護者とのつきあいは結構大切であると思うに至りました。
最初の子供が1歳半のころに保育園に初めて入れてから、現在では下の子が保育園の年中に通っています。
以下、約6年間、保育園児の保護者として過ごしてきた経験から、保護者同士のお付き合いについて書いてみたいと思います。

高齢ママの私が他のママとの付き合いで感じたこと

私は、40代半ばで保育園児の母なので、他のママ達にくらべてかなり年上です。もしかして最高齢かも!?と思ったりすることもあります。
中心年齢は、30代前半のママです。現在、日本の女性の平均初産年齢が30歳ということを考えると、保育園ママがこの年齢層が中心というとは間違いないと思います。
特に40代ママの場合、自分より若いママ達とどのようにつきあっていけばよいのかな、と不安を感じている方もいるのではないのでしょうか。

結論からいうと、年齢なんて気にしなくて大丈夫です。子供が同じ年齢なんですから、それが最大の共通項です。
保育園は、みんな働きながら子供を育てていて、しかもみんな子供がいかに楽しく幸せに過ごせるかに注力しているので、子供のために親同士も仲良くやっていこうよ、という雰囲気があります。
同年齢の子供という、強力な共通項があるので、親の年齢がとても離れていても、あまり気にならないのです。普段はママの年齢がいくつとかあまりみんな気にしていません。
フレンドリーに明るく接することができるかが、キーポイントです。例え、自分が他のママの間で最高齢であったとしても、気にする必要はありません。

今までの人生経験を通じて養った人間関係をうまくやる一般的なノウハウを活かして「適度な距離感」を持ち、他の保護者との間に良好な関係を気づいていってほしいと思います。

イマドキの保育園の保護者同士のつきあいは、けっこう密である

聞いた話だと、幼稚園は、朝子供を送ったあとにママが集まってランチ会したりだとか、幼稚園が終わったあとも子供も一緒に集まって遊んだりして濃いお付き合いがあるといいます。それに対して、保育園は、みなそれぞれ仕事がありますので、そのような密度の濃いおつきあいは難しいです。

ですから、私も、最初は、送迎時にたまたま一緒になった他のお子さんのお母さんに、挨拶程度の話はしていましたが、それほど深く話し込んだりということはあえてしていませんでした。

しかし、時間がたつにつれて、忙しい中でも今ドキの保育園ママ&パパは交流を深めようとしている、ということに気がついたのです。
普段の送迎時に、ちょっとした立ち話、運動会や懇談会など、保護者が集まる機会があれば、お互い親交を深めています。

さらに、保育園保護者会の役員の仕事も積極的に引き受けたりする方が多いことにも気がつきました。

思うのですが、ネットで育児に関する情報もどんどん入ってくる時代ですから、若いママ層は、積極的に社交していった方が保護者としての園生活もスムーズに行くということをよく知っているんだなとい思うのです。

それからLINEでのやり取りが普及してから、保育園の保護者同士のつきあいも微妙に変化しているんではないかとも思うんです。
LINEであれば、送迎時でなくてもコミュニケーション取れるので、例えば、夜ごはんが終わってくつろいでる時間とか、休みの日とか、保育園のママ同士のLINEトークに花が咲くということも珍しくありません。
クラスの連絡事項もLINEグループで行われます。
けっこう、このLINEが保護者同士のつきあいに与える影響は大きいと思います。

ちなみに、LINEは、トラブルのもとだし面倒だという理由でLINEやらない派のママもいます。

しかし、連絡ツールとしては非常に便利なので、
保育園に子供を通わせている場合は、一応やっておいたほうが良いかもしれないですね。

保育園もまたひとつの社会的集団であるので、仕事のように社交したほうがよい

私は、実は、それほど積極的に保育園でママ友をつくりたい!と意気込んでいたりはしていませんでした。
でも、なんとなく「ああ、この人気が合いそうだな、友達になりたいな。」という人はいたので、
そういう人とは、送迎時に話し込むこともありましたし、お休みの日に子供と一緒に遊んだりということもありました。
でも、そうやってちょっとふみこんだお付き合いをしても、意外とそれ以上仲良くならないこともありました。

本当にお互いの気があって、真の意味で友人になれる人は僅かです。考えてみると、これは普通の生活の中でも同じですね。
心から気を許しあえる大の親友なんて、一生のうちで何人もいないはずです。

そういうことを考えると、保育園で友達をつくろう!などと期待しなくてもいいと思います。
もしかしたら、友達になれる人もいるかもしれないですが、それはもう運次第ですね。

ラッキーなら、友達ができるかも、くらいに考えていたほうが良いです。

しかしながら、お付き合いをしなくてもいいわけではありません。表面上のお付き合いというと、聞こえが悪いですが、そういうのは絶対必要なんですね。会社でも、世間話やちょっとしたプライベートなコト話したりしますよね。
節度を保った社交は、円滑な人間関係に多いに役立ちますので、ここはがんばってやるべきです。

同じ保育園に通っていても、バックグランドは千差万別です。

看護師さんだったり、学校の先生だったり。グラフィックデザイナーやWEBデザイナー。居酒屋の店主やIT企業のオーナー。
外務省勤務やエンジニア。スーパー勤務にラーメン屋経営。もちろん一般的な会社員が多いですが、経理担当、人事担当、販売、営業、その他もろもろです。

まあ、普通の生活ではなかなか交わらない人たちが集まっています。

そんな中で、スムーズに関係を築くとしたら、仕事の社交術のように割り切ってやってくのがベストなのではないかと思います。
仕事でも、同僚と信頼関係をつくっていったり、仕事の後に飲み会に参加したりのようなこと、やはり大事ですよね。直接仕事に関係なくても、
人間関係をうまくいかせるためには、必要な側面があります。でも、仕事での付き合いの人と、四六時中一緒にいて、仲良しグループでお休みの日も一緒にお出かけする人は少ないと思います。

適度な距離感。

離れすぎず、近すぎず。

仕事でうまく職場の人とのお付き合いができるなら、保育園の保護者関係でも同じようにやってみるのがいいと思います。

ママ飲み会や、休日の集まり・イベント。がんばって参加してみるのがおすすめ

私の経験では、保育園生活では、時には、休日に同じクラスのみんなで集まって遊ぼう、とか、子供をパパに預けてママだけで飲み会をしようということもあったりします。

そんな時、都合がつけば、億劫がらずに出席してみるのもよいと思います。
全部に行くことはないですが、2回に1回くらいはでてみるのもいいです。
行って、楽しいか楽しくないかはわかりません。でも、円滑な園生活のために役立つことは間違いありません。
気疲れすることもあるかもしれませんが、そういった集まりに積極的に顔をだすことは決してマイナスにはならないと思います。
案外、行ってみると楽しいですよ。
同じ年の子供がいるのですから、共通の話題もたくさんあります。いろいろな情報も聞けたりしますし、自分が知っていることを教えてあげて感謝されることもあります。

私は、実は、最初はそういった保護者同士の集まりへの参観にかなり消極的でした。できれば、そういった集まりはパスしたいな、、と思っていました。
そうすると、積極的に集まりに出ているママたちは、どんどん結束を固めて仲良くなっている感じになってきました。
さすがに、毎回毎回パスしていては、まずいかなと、思い始めて、集まりに参加してみたのです。
はっきり言って、最初は疲れました。
飲み会の席では、お互いの年齢をいうような流れになったりして、予想通り、私より10歳以上若いママが多いことを知ったりしました。
でも、だんだんいろいろなママと話をするようになれたので、やはり、がんばって参加してよかったなと思います。

保育園のママ友、トラブルを避ける方法

保育園のママ友、できることならトラブルは避けたいですね。そして、良好な人間関係を保ちたいです。

どんなことに気をつければ良いのでしょうか。

1、悪口、陰口は絶対に言わない、参加しない
ママ同士での話で、他のママやお子さんについて、批判めいたことを言い出す人がいる場合があります。
そんな時、決して同意したり、一緒になって悪口をいったりしては行けません。
口に出せば、他の人や本人にまで伝わるかもしれません。
今や、ママ友トラブルといえば、メディアにも取り上げられたりしているので、みんなかなり慎重になっている印象があります。
表立って、他人の悪口を言う人も非常に少ないです。しかし、ゼロではありません。
もしも、他人の悪口に接してしまったら、同意することなく、話題を変えたりするのも手ですね。

2、必要以上に深いつきあいをしようとしない
仲良くなりたいママを見つけると、一緒に遊びにいこうとか、一緒に習い事しようと誘ってくるママもいます。
頼んでもいないのに、子供のおもちゃをくれたりとか。なんだか、重い人、と思われてしまうかもしれません。
突然、LINEでメッセージをばんばん送ってくるママもいます。ちょっと戸惑いますね。
ずっと接する中で、仲良くなって自然に距離を縮められたらいいのですが、知り合って間もないのに、相手にどう思われるか考えもせず、突っ走ってしまうママがいます。ママ友は、学生自体の友達とは違います。そこははっきりと認識して挑んだほうが良いでしょう。

3、あいさつ、世間話など社交する
保育園の送迎時、他の保護者の人たちとすれ違うことも多いです。
そんな時、笑顔で元気にあいさつするように心がけましょう。
簡単なことですが、意外とできてない人もちらほらいるんです。こちらが挨拶しても返してこなかったり、小さな声で無愛想に挨拶してきたりとか。
挨拶だけで、印象って、ものすごく変わります。
ただ挨拶すればいいというものではないです。笑顔、大きな声、目をみる。それだけで印象はぐっとアップします。
ぜひ、心がけていただきたですね。
そして、なにかで一緒になったときには、一言、ふた事、簡単な会話をするのも、大変効果的です。
「明日の遠足、子供たち楽しみにしてますねー。天気がよくなるといいですね!」とか
「うちの娘、最近、〇〇ちゃんと仲良くさせてもらってるみたいなんです。昨日も一緒にお絵かきしたといってました。」
とか、子供をからめた話題だといいかもしれないですね。

保育園は子供の送迎だけ、他の保護者と交流なんてしなくても問題ないと割り切ってる方もいるかもしれません。しかし、全然交流しないと
孤立してしまって、園の行事などで話す人もいなく寂しい状況になることも。大人として、適度な社交術を実践しましょう。普段のあいさつ、ちょっとした会話がスムーズな人間関係に大きく寄与します。

ママ友とのつきあいのまとめ

以上、私の経験から、保育園のママ友とのつきあいについて述べさせていただきました。
ママ友とは、仲良しの学生自体のお友達とは違うとはっきりと認識しつつ、ビジネスライクに、良好な関係を構築するべき、と私は思います。
しかし、そんななかでも、一歩ふみこんだ仲良しのママ友ができることもありました。そんなときは出会いに感謝して、親交を深めていっていいと思います。

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