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子宮がん検診で、卵巣が腫れているといわれて驚いた
先日、子宮がん検診のために婦人科で診察を受けました。
子宮がん検診は、1年半ぶりです。最近、生理の周期が乱れることがあり、更年期ではめずらしくはないと思いますが
そのことも相談しました。
子宮がん検診のときにエコー検査もしたのですが、そのときに、先生に
「卵巣が腫れてますね。」
と言われたのです。
え、どういうこと? と思いました。
今まで、卵巣の問題を指摘されたことはありませんでした。
少なくても、一年半前の検診のときには何も言われていません。
何か悪いものだろうか、、と非常に不安な気持ちになりました。
卵巣が腫れる原因とは
内診の後、腫れていると指摘された卵巣のエコーの結果の写真を見せられました。
すると、片方の卵巣に、1㎝くらいの丸い袋のようなものが3つ並んでいて、そこが「腫れている」部分ということでした。
その丸いものが並んでいる部分は長さは約4cmです。
先生は次のように話しました。
「この腫れている部分は、自然になくなることもある。袋の中に入っているのが水のようなものであったとしたら、それがなくなっていく可能性もある。
1か月後にもう一度見てみましょう。
もし、なくならなければ、検査しなくてはならない。ただし、卵巣は、子宮と違って、外から細胞をとって検査することはできないです。
血液検査で腫瘍マーカーをみるのと、MRIで嚢腫の中身が何かを見て判断しましょう。」
ということでした。
つまり、自然になくなればいいけれど、そうでなければ、がんの可能性があるかないか見極めるために検査しなくてはならない、ということです。
でも、血液検査でもMRIでも確定診断はできないということなのです。もしも、この腫れている部分がなくならなければ、開腹か腹腔鏡かいずれにしても
切って、組織検査をしないといけないということですよね。
それは、本当に避けたいです。
でも、万一、卵巣がんだった場合、命にかかわります。もしも卵巣の腫れがなくならなければ、検査に進むしかなさそうです。
卵巣嚢腫・嚢胞について、いろいろ調べてみた
卵巣が腫れているといわれましたが、これは卵巣嚢腫または嚢胞というものです。
卵巣の腫瘍は、良性の場合も多いということです。
また、卵巣は、卵胞が大きくなって排卵され、黄体が形成されるという働きをします。その周期のなかで、大きくなったり小さくなったりします。
このような卵巣の自然な機能によって生じる嚢胞は、機能性嚢胞というものです。もしも今回の腫れが機能性嚢胞だった場合は、自然に消滅する可能性が高いです。
私は、そうれあればいいなと願いました。
機能性嚢胞についてさらに調べました。
機能性嚢胞
機能性嚢胞は、卵巣内の液体で満たされた空洞(卵胞)から生じます。1つの卵胞には1つの卵子が入っています。1回の月経周期につき、通常は1個の卵胞から1個の卵子が放出され、卵子が放出された卵胞は消失します。しかし、排卵が起こらないと、卵胞が大きくなり続けて大きな嚢胞を形成することがあります。
機能性嚢胞は、月経のある女性の約3分の1にみられます。閉経後に発生することはほとんどありません。
機能性嚢胞には以下の2種類があります。卵胞嚢胞:卵胞内で卵子が成長する過程で発生します。
黄体嚢胞:卵胞が破裂して卵子を放出した後に形成される組織から発生します。この組織は黄体と呼ばれます。黄体嚢胞から出血がみられたり(その結果、卵巣が膨らみます)、嚢胞が破裂することがあります。嚢胞が破裂すると、中にあった液体が腹腔に漏れ出し、激しい痛みを引き起こすことがあります。
ほとんどの機能性嚢胞は直径約1.5センチメートル未満ですが、まれに5センチメートル以上であることもあります。
機能性嚢胞は通常、数日から数週間で自然に消失します。
なるほど、無排卵月経で機能嚢胞が起こる可能性があるんですね。なんとなくこれの可能性があるような気がしました。
しかしながら、1か月後にもう一度エコーで見てみる以外、卵巣の腫れが機能性なのか腫瘍なのか調べる方法がありません。
また、万一機能性であったとしても、一か月後に消失しているとは限りません。機能性嚢胞は、消失するまで数日から数週間かかると書いてありますからね。
となると、機能性でも消失していなかった場合、やはり血液検査、MRIと検査に進まなければなりません。
卵巣嚢胞が消えるためにできることはしようと思った
卵巣が腫れているので、1か月後に再度エコーで確認するといわれてから、その1か月の間に自分でできることがあればやろうと考えました。
以下は、私が自分なりに情報収集してやってみたことを書きます。本当に効果があるかどうかの医学的根拠があるわけではありませんのでご了承ください。
ハラマキをする
まず血流をよくした方がよいのではないかと考えました。
子宮周りを冷やすのはよくないといわれますよね。
なので、腹巻をすることにしました。
腹巻はそれまで全然使ってなかったんですが、ひとつ持っていたんですね。
けっこうおしゃれなハラマキです。
おなか周りを温める
そのころ冬だったので、ホッカイロであたためるのもいいかなと思いました。
腰に張るタイプのホッカイロをハラマキの上からあててみました。
じんわり暖かく気持ちよかったです。
しかし、常に温めているのもよくないかと思い、一日の内で1~2時間にしました。
後から、腹巻にカイロ用ポケットがついたものを発見しましたが、こんなのがあれば使ってみたかったです。
ポケット付き腹巻
お風呂に入って温まる
さらにお風呂でゆっくりつかり身体を温めました。
やはりお湯につかってると全身がポカポカしてきますね。これで、身体の血行がよくなれば、いいなと思いました。
食生活を見直す
食生活も影響あるのではないかと思い、気を付けることにしました。
いろいろと目にする情報で気になるのは、乳製品と卵巣嚢腫の関係です。
卵巣腫瘍の患者は、肉や牛乳、乳製品を平均より多く接種しているという報告があるということを読みました。
乳製品の中で、ヨーグルトを毎朝食べていたので、それをやめてみることにしました。
たまにトーストにのせてたべていたチーズもやめました。
また、ミルクティーが好きで、紅茶に牛乳をいれてのんでいましたが、それも控えました。
肉料理もたまには食べますが、週に何回かは魚を食べるようにしました。
また、甘いものもよくないと考えて、なるべくお菓子は食べないようにしました。
発酵食品は腸の働きをよくするので、味噌汁をなるべく毎日飲むようにしました。
以上が私が気を付けて実行した食生活の見直しです。
鍼治療に行った
以前から鍼治療に興味があったのですが、言ったことはありませんでした。
鍼の治療院のサイトを見ていると、卵巣嚢腫に効果があるようなことが書いてあるのをよくみましたので、試してみたくなりました。
しかし、鍼もどこにいっていいかよくわかりません、
いろいろネットで調べましたが、結局、友人が行っているところでおすすめされたところに行くことにしました。
鍼灸師の先生は、いろいろ症状をきいて治療をしてくれました。おなかや足などに何本か打ちましたが、ほとんど痛みはありません。
心理的に怖さがあったのですが、実際やってみると、全然痛みがないものなのですね。
しかし、一か所、足首に刺した鍼がピリッと痛みを感じます。「ここだけ痛いです。」と伝えると、そこは卵巣につながるツボらしく、
やはり卵巣に問題があることがそこだけ痛みを感じる理由なのだそうです。
そう聞くと、鍼治療も理にかなっているのだなと感じました。その他、お灸やカッピングも体験しました。
最後に、両足首に、「置き鍼」というものも貼ってくれました。置き鍼は、皮膚に刺さるわけではないですが、0.3㎜くらいの鍼をテープのようなもので貼って、
ツボを刺激するものです。
初めての鍼治療は、なかなかリラックスできて気持ちがよかったです。これで、効果が出ればよいなと願いながら、帰ってきました。
漢方薬も試してみたかったが、できなかった
できれば、漢方薬も試したかったのですが、これはできませんでした。
漢方薬局に行って処方してもらいたかったのですが、どうしても時間がとれず行けませんでした。
漢方薬は、自分で買ってに勝手飲むわけにもいかないですからね。残念でしたが、また機会があれば試してみたいです。
1か月半後、再度婦人科に行ってエコーでみてもらった
卵巣が腫れているといわれてから、不安な気持ちもありながら、なんとか消えてくれることを祈りながら自分でできることをして過ごしました。
しかし、もし、ずっと腫れが消えなかったり、大きくなるようであれば、すぐに血液検査やMRIを受けようと考えていました。
その際、他の病院でセカンドオピニオンをきくことも検討しようと思っていました。
まずは、どうなっているか、きちんとエコーで見てもらうことが大事です。
覚悟を決めて、再度、婦人科を訪れました。
そして、内診でエコーでみてもらうと、先生が
「消えてます!よかったですね!」
と、うれしそうに言ってくれたのです。
私もとても嬉しかったです。
エコーの写真を見てみると、確かに、1か月半にはあった三つの丸い袋状のものが全く消えていたのです。
どうして消えたのですか?と聞くと、機能性のものだったのでしょう、とのことでした。
鍼治療や食生活の見直しが卵巣の腫れが消えた理由であるかどうかはわかりません。
もしかすると、何もしなくても自然に消えていたものだったのかもしれません。
しかし、鍼や身体を温めたことで血液の流れがよくなって、卵巣の嚢胞にたまっていたものが流れて消えたことも少しはあるかもしれません。
何も確実なことは言えませんが、私としては、これからも、身体を冷やさないようにして食生活にも気をつけようと思います。
鍼も、身体のメンテナンスのためにも、たまに通ってみたいです。
この記事を読んでくださった方に伝えたいのは、卵巣のトラブルは、自覚症状がないので、定期的に婦人科で見てもらうことが大事ということです。
私も今回の件があるまで、まさか卵巣に何かできるとは想像したこともなかったです。しかし、調べてみると、決して珍しいことではないようです。
定期的に婦人科に通えば、子宮や卵巣の変化にも気づくことができます。子宮がん検診ももちろん大切です。特に、40代から50代に近づけば、
女性ホルモンも分泌量に変化があり、更年期となりますので、身体にいろいろな不調がでたり、婦人科の疾患も起きやすくなります。
ぜひとも、定期的な婦人科検診は忘れないようにしてください。