子供の肘が外れたときどうしなければならないか?ママができる小児肘内症の対応

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小さい子供は肘が脱臼しやすい

子供の肘の関節が脱臼しやすいことは知っていました。
なぜなら、妹が小さい頃よく肘が外れているのを見ていたからです。
軽くひっぱっただけだったり、ちょっとしたはずみで起きることが多いです。
妹は、小学校に上がる前にけっこう頻繁に外れていたのを記憶しています。
なので、自分の子が生まれて、強く腕をひっぱたりしないように気をつけていました。

いやがる娘の腕をひっぱたとき、外れてしまった

娘が3歳の時です。イヤイヤ期真っ只中で、その日の朝、保育園に行きたくない!と動こうとしませんでした。
なんとか保育園に連れて行こうと、しゃがみこむ娘の腕を、引っ張ったところ、痛いと言い出しました。
すぐに直感で、「ああやっちゃった。肘が外れてしまった。」と思いました。
まだ1歳の息子を抱っこひもにいれたまま、娘をベビーカーに乗せて、すぐさま小児科に駆け込んだのです。
娘は、腕があがらないと言います。痛みはあるらしいのですが、激痛というわけではないようです。

小児科では治らなかった

かかりつけの小児科の先生の診断では、やはり肘が外れている、肘内症とうことでした。
先生は、娘の腕をもってなんとかこれで大丈夫でしょうということで治療してくださいました。
しかし、この時、娘の肘は外れたままだったのです。
家に帰ってからも、腕があまり上がらない。食事の時もお箸がもてない、という状態でした。
しかし、痛い?と聞いても、あまり痛がっていなかったのです。はじめは、肘が抜けたあとなので、あまり腕が上がらないのかなという気もしたのですが、やはりおかしいなと思い始め、次の日の朝、整形外科を受診することにしたのです。

整形外科ですぐに治った

整形外科の先生が娘を診察すると、先生は、
「お母さん、これ外れているよ!すぐに連れてこないとだめだよ。」
と言われました。
私としては、子供のことだからと思ってすぐに小児科に連れて行ったのですが、やはり整形外科に連れて行くべきだったのですね。
整形外科の先生は、数秒で娘の肘の関節を直してしまいました。その瞬間から、問題なく腕も上がるようになりました。

餅は餅屋、ではないですが、現代の医療は細かく細分化されています。的確に専門医を選ばないと思わぬ事態になってしまうこともあります。
この肘内症は、全てのお医者さんが整復術を会得しているわけでは内容です。コツを知っている先生はいともかんたんに直してしまうのですが、専門外の先生だと手こずる場合も多いと聞きます。もしも、脱臼したと思った場合、外科、整形外科、小児外科の先生に診ていただくことが重要だと思います。

娘の場合、外れてから一日以上たっていたので、レントゲン撮影が必要と言うことになりました。結果、異常はなかったです。
もしまた肘が抜けたりした場合は、すぐに受診するように言われました。夜間の場合はどうですか?と聞きましたら、救急外来を受診するようにとのことでした。

しばらくは再発しやすいので注意が必要

昔、妹がしょっちゅう肘が外れていたように、この肘内症は、一度なるとまたなりやすいです。
先生からは、娘の腕をひっぱらないように注意するように言われました。保育園の先生にもお伝えして注意してもらうようにお願いしました。
その後、娘は再発することはなかったです。
ちなみに、この症状は、腕をひっぱってちょっとねじったときに起こりやすいようです。ですので、小さいお子さんがいらっしゃる親御さんは、子供の腕をひっぱってねじるような運動や遊びには気をつけた方よいです。
そして、もし肘が抜けた、と思ったら、時間をおかずすぐに整形外科を受診することをおすすめします。

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