上の子可愛くない症候群とは?解決法・対処方は?上の子びいきになろう。

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上の子に冷たく当たったり、厳しくしてしまうことって多いの?

子供が二人いると、上の子供に厳しくしたり、冷たくしてしまうことに悩んでいるお母さんって、多いんですよね。

試しに、ネットで「上の子」って検索してみると
予測ワードで、

上の子可愛くない症候群
上の子に優しくできない
上の子 イライラ
上の子 おこりすぎる
上の子 下の子にいぢわる
上の子に冷たく当たる
上の子 ストレス

って、でてくるんですよ。

どんだけ、世間のママたちは上の子に冷たくしているんだ!?

って思いますよね。
いやいや、私も充分にその心理、わかりますね。
そして、自分も「上の子」だったので、子供の心理もわかります。

これ、結構、ほっておくといけない問題なんで、ちゃんと対処した方がよいです。

上の子可愛くない症候群とは何?

まず、上の子可愛くない症候群って、何なのでしょう。

これは、こういうことです。

初めての赤ちゃんが生まれて、ママは、一生賢明育児を頑張ります。
もちろん、子供は可愛いです。
世界で一番大切な存在です。
初めての育児だから、わからないことばかりだけど、とにかくがんばって子育てします。

そして、この子のためにも兄弟がいたらいいだろうな、と思います。

待望の第2子を授かり、出産。

2番目に生まれた赤ちゃんも、もちろんかわいい!

子育ては二人になって、大変なこともあるけど、一人目のときの経験があるから、
少し気持ちの余裕があります。
気持ちの余裕があると、赤ちゃんに対してもおおらかな気持ちになれて、なにもかもがかわいいって思えるんですよね。

ここが第一子と第二子の違いになります。

第一子のときは、初めての育児に大変すぎて、「かわいい!」って思う暇もなかったりするんです。

そしてですね、お母さんは、生まれた赤ちゃんのお世話をしていると、上の子にはお姉ちゃん、お兄ちゃんらしくしてほしいという気持ちが芽生えてきます。

この感情は、大きくなってもずっと続きます。

上の子は、まだまだ甘えたい時期であっても、下の子が生まれると、自動的に「お兄ちゃん,お姉ちゃん」の役割を振られてしまいます。
すると、子供としては、「下の子ばっかりかわいがってずるい!自分もかまってほしい!甘えたい!」っていう気持ちでいっぱいになる。
だから、お母さんにずっとくっついたり、わがままいったり、ときには暴れたりする。
でも、お母さんは、そんな行動をみると、「上の子なのに、どうしてもっとしっかりしないの?」なんて思ったりするんです。
そして、自分の思い通りにいかない子供にいらだって、つい厳しく叱ったりしてしまいます。

すると、上の子の行動も悪い方にエスカレートする、、という悪循環に陥ってしまうのです。

上の子は、意識して優遇したり、可愛がるくらいがちょうど良い

難しいのは、上の子が女の子で下の子のが男の子の場合。

下の子が男の子だと、「上の子可愛くない症候群」が強まる傾向があります。

上の子が女の子だと、お母さんと同性であることから、お母さんにとっては、まるで自分のコピーを見ているような気持ちになることもあります。
そんなこともあって、お母さんが娘に対して「こうあってほしい」という気持ちが強くなりがちです。それで、うるさくいってしまったりすることが多いと思います。

男の子は、小さいいうちは女の子より扱い易いことが多いです。
それで、上の女の子より下の男の子につい甘く対応してしまう、なんてことはよくあります。

このパターンは、かなり気をつけた方がよいです。

おそらく、普通は、上の子に「お姉ちゃんなんだから」ときつくいってしまうことが多くなると思うんですよね。
すると、上の子は、不満がどんどんたまります。
どうして、自分だけ、厳しく言われるの?って。

反抗的になって、いじけたりします。
心が傷ついているんですよね。
この状態は、絶対良くないです。

なので、意識的に、上の子優先にするくらいでちょうど良いです

下の子には、
「お姉ちゃんはえらいんだから、お姉ちゃんの言うことを聞きなさい。」
とか
「お姉ちゃんが先よ。」
といったりするくらいがいいですね。

そして、上の子には、

「すごいね!」「かわいい!」「大好きだよ!」

というような言葉をどんどんかけましょう。

実際に言葉に出して、ハグしていうくらいじゃないとダメですよ。

もうこれは、絶対やったほうがいいですね。

上の子の心理状態はどうなっているのか

自分も上の子だから、わかるのですが、
親が下の子ばかり甘くして、自分に厳しくしてくると、やっぱり精神的に辛い状態になるんですよね。

「なんで、自分ばっかり」

って思っちゃいます。

そして、大人になってもそんな思いが心のどこかにくすぶっていたりするんです。

そのことで、特に母親との関係がうまくいかなくなったりすることもあるんです。

どうでしょうか。
上の子があんまりわがままいったり、聞き分けないこといったり、悪い言動、行動をしたりしたとき、叱りたくなると思います。
でも、そのことで、子供の心に傷がついてしまうこともあるのです。

もちろん、わがままを全部聞いてやることはないんです。
でも、叱るとか、否定するというような対応じゃなくて、優しく話をきいてあげるということもできるはずなんですね。

子供のわがままに対して、叱るというよりは、優しく諭す、というような対応を意識してやってみませんか?

上の子は、親の困るようなわがままを言って、どこまで親がそれを受け入れてくれるかと試している面もあるんですよね。
子供のわがままに聞こえる要求は、実はそれ自体を欲しているわけではなく、そんなわがままをいっても、親が自分を受け入れてくれるかを知りたいんです。
これは、子供自身も、自分では分からず無意識にやっているかもしれないです。

だから、親が真剣に自分の言うことを聞いてくれたってわかると、途端にわがままをひっこめて、素直にこちらのいうことを聞いてくれることも多いんです。

この時のポイントは、どんなに子供が憎たらしいことをいったり到底受け入れられないわがままを行ってきても、冷静に笑顔で聞いてあげるということですね。

その上で、それはできないけど、こういうことはしてあげられるよ、とか、してあげたいけど、ごめんね、今はできないんだ、というように
説明してあげれば、きっと子供は納得します。
自分が尊重されて受け入れられたという思いが子供を満足させるんです。

お母さんも、子供が素直に自分のいうことを聞いてくれたという体験で、ますます子供が可愛く愛おしくなるはずです。
だから、これは好循環になっていきます。

もしかして、自分は「上の子が可愛くない症候群」かも!?
なんて、思い悩むお母さん。
まずは、同じような状態の人はすごくたくさんいるらしいということを知ってください。

ああ、今は自分はそういう状態だ、と客観的に思えたら、
今度は、上の子を優遇、余計に可愛がるということをしてみてください

上記のように好循環が発生すれば、お母さんも子供も精神的に健康で毎日を過ごせるはずです。

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