休校中の小学生がいる家で在宅ワークしている実態と感想

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休校でずっと家にいる小学生を見ながら在宅ワークをするので、やっている対策

小学校が休校になって、早くも1か月です。
うちにも二人の小学生がおりますが、毎日家にいます。
私自身は、普段から基本的に在宅ワークなので、外で勤務している保護者の方よりは対応がしやすい状況ではあります。
しかし、在宅とはいえ、子ども二人を朝から晩まで世話しながら仕事をするのは、かなり大変なのです。

子どもが学校に行くときは、朝ご飯を食べさせて送り出してしまえば、帰宅する15時までは仕事に打ち込める時間ができます。帰宅してからも習い事に行ったり、友達と遊びに行ったりするので、17~18時くらいまでは仕事ができます。
しかし、休校している今は違います。ずっと朝から夜まで家にいるので、大変です。
どう大変なのかは、実際やってみないとなかなか想像できないと思います。

在宅、と聞くと、子どもをそばで見ながら仕事ができるし、そんなに大変じゃないんじゃない?と考える人も多いでしょう。

しかし、そんなことはありません。
ここで、少し、なぜ大変なのかを考えてみたいと思います。

なぜ子どもが休校で家にいると仕事をするのが大変なのか

まず、子どものご飯を用意しないといけないです。
朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯。
こうなってみると、普段給食ですごく助かっているんだなとしみじみと感じます。
まあ、でも、お昼ごはんは、お弁当にしてもいいですし、冷凍のものをレンジで温めて出してもいいので、
ここは大変度合いはそれほど大きくないかもしれません。でも、学校があるときよりちょっと手間です。

大変なのは、子どものスケジューリングではないかと思います。
子どもたちは学校がないと、何をやっても自由になってしまい、好き勝手にだらだらと過ごしてしまいます。
自立性のあるお子さんでしたら、自分で一日の計画を立てて、それにそって行動していくかもしれませんが、
恐らく、ほとんどの子どもは難しいと思います。
うちの子は、残念ながら、そんなことはできません。

なので、ある程度、親である私が引っ張らないといけない部分があります。
何時から何時までは勉強しよう、とか、何時になったらお昼ごはんを食べよう、今日はこの問題集をやってみよう、とか。
そして、実際それをしているか見ている必要もあります。
二人の子供の「スケジューリング」と「マネージング」が結構、時間と労力を必要とするのです。
そして、自分の仕事になかなか取り掛かれなくなってしまいます。

子どもがどう過ごそうが関係ない、とにかく仕事!と子どもをほったらかしにすれば、仕事も進むでしょうが、そうすると、
テレビを見たりゲームばかりしている子どもたちが気になって仕方がなくなり、ついつい叱ってしまったり、イライラしてしまい
精神的に良くないです。よって、ある程度の時間と労力をかけて、子どもたちをみてあげないといけないです。この仕事は、普段は学校がやってくれているんですよね。
学校の先生には感謝しかないですね。でも、休校だから仕方ないです。学校の先生のようにきちんとはできませんが、先生の何分の1くらいのことしかできないですが、
それでも、ちょっとは子どもたちに向き合っています。

そして、子どもたちは様々なことを要求してきます。
子どもも暇なので、仕事場に入ってきて邪魔してきます。あれない?これない?といろいろ聞いてきます。おなかすいたー!何か食べるもの、ない?と騒ぎます。
それに、ひとつひとつ応えていくので、仕事はなかなか進みません。

と、いうように、子どもが休校で家にいることによって、在宅ワークの人も、非常に負担がかかっているんですね。

子どもが自分からできること、楽しんでやれることを探す

在宅ワークの私は、子どもと同じ家にいながら仕事できますが、以上のような理由で、なかなか大変です。
しかし、基本的には日中は子どもとは別室で仕事をしています。なので、子供たちだけですごしてもテレビばっかりみてるということにならないように、工夫としないといけないです。

朝に子どもたちとざっくりとその日にやることやスケジュールを話し合います。しかし、その「やること」がないとスケジュールを立てるのも非常に難しくなります。
なので、子供が自分ひとりでできること、楽しんでやれることを揃えておくと楽です。

私が実際取り入れてみたことをご紹介します。

子供が夢中になるタブレット式教材

大抵の子は、スマホやタブレット、好きですよね。そんな子供たちなんで、タブレット教材もまるでゲームのようにどんどんやってしまうんですよね。

我が家の子供たちは現在、チャレンジタッチをやっています。
タブレット教材はいろいろありますが、月3,000~7,000円くらいでできて、塾に比べても割安です。
今回、このようにずっと家にいなければならない状況になってしまい、タブレット教材があってものすごく助かっています。

うちは、スマイルゼミとチャレンジタッチの2つを今までに試していますが、どちらもおすすめです。
スマイルゼミもチャレンジタッチも、学習するポイントのようなものを集められて、集めたポイントでゲームができるというシステムがあります。
そういう遊び的な要素が入っているのも子どもにとってはいいみたいですね。

チャレンジタッチには、電子図書館まなびライブラリーというのがあって、電子書籍が読めます。約1,000冊くらいあります。

タブレット学習がよいかわるいか、賛否あるかもしれませんが、タブレットひとつで、国語、算数、理科、社会、英語までカバーし、電子書籍が読め、ゲームもして楽しめるとなると、長い休みの間はとっても役に立つ強力なアイテムです。

今、休校中で申し込みを検討している保護者の方もきっと多いと思いますが、私はぜひおすすめしたいです。
ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

無料公開のコンテンツを利用する

コロナウィルスの感染が広がるなか、いろいろなメディアや文化施設が無料のコンテンツの公開をしています。
そういったものを利用しています。

まず、子どもが進んで読んでくれたのは漫画を読ませてみました

小学館版学習まんが 日本の歴史 2020年4月12日まで無料公開

ドラゴン桜 1-11巻 (2020年4月30日まで無料公開)

Zoomでお友達と話しをさせる

休校中は、お友達と一緒に遊ぶのも控えています。
休校開始当初は、公園など外遊びなら遊んでもいい感じでありましたが、今はみな家でおとなしくしています。
そんな子どもたちが家にいながら一日のうち少しでも話せる時間があるといいかなと思いZoomで子供同士でバーチャルに話せる場所をつくってみました。

Zoomは、パソコンでもスマホでもできます。ひとりがミーティングの主催者になりミーティングを開催します。そして他の参加者にミーティングIDとパスワードを伝えます。
参加者は自分のパソコンやスマホでZoomの画面の「ミーティングに参加する」をクリックしてミーティングIDとパスワードを入れるだけです。登録したりお金を払ったりする必要はありません。とても簡単にできてしまいます。
参加者がみんな画面に表示されて話したりチャットしたりできます。
時間は、無料だと40分までですが、ちょうどそれくらいがよい長さだと思います。

仲の良いお友達同士でちょっとおしゃべりするだけで、かなり気分転換になります。

子供たちは休校という状況にも意外と適応していっている

休校生活も一か月たちました。当初は、この状況が長く続くと、子どもたちが暇を持て余し、ストレスで不満が爆発しそうになるんじゃないかと心配していましたが、意外とそうでもないようなんです。
外にいけないという制約の中でも、だんだんその状況に慣れていってるのです。
兄弟同士で突発的な遊びをすることもあります。先日は、新聞の文字を切り抜いて、手紙を作ったりしていました。
そうかと思えば、漫画のキャラクターのイラストを描いて色を塗るのを一日中やっていたこともあります。スクラッチという無料でプログラミングができるサイトで遊んでいるときもあります。
時間がたっぷりあるなかで、自分なりにやりたいことを見つけてやってみているようです。
時には、兄弟でけんかしたりすることもありますが、ストレスが溜まってしまっているという印象ではないです。

子どもが自分で考えて動けるようになるといいな

3月に学校が休校になってから、外での打合せなどを一切やめたので、全てリモートワークで対応しています。そして、まだまだ続くと思われます。
この状況下で、子どもも大人もなるべくストレスをためずにやっていくしかないです。
子どもが家にいると、気になって、ついつい仕事から離れて見に行ったりしてしまします。そして、いろいろ言いたくなってしまうんですよね。
でも、子どもにかまっていると仕事が全然進まない。子どもも仕事も!って両方うまくやらなくてはいけないと焦ってしまいます。しかし、たぶん、両方を完璧には出来ないと思います。なので、やはり子どもたちが親がいなくても自分たちでやっていける、という方向にもっていかないといけないと感じています。

もしも、子どもが学童にいたら、学童の先生がいろいろ一日の計画を立てて、指導してくれます。そこでの子供の行動はかなり受動的ですよね。学校でもそうです。授業では、先生に言われたことをやるわけですし。一日のスケジュールは時間タイムで決まっています。

そう、考えてみると、子どもはいつも管理された生活をして、それに慣れちゃっているんですよ。

だから、もしかすると、休校中どこにも行けない、塾も習い事もないという状態は、自分なりにやりたいことを見つけて自分から動くことを学ぶいい機会なのかもしれないです。これを機会に自分で考えて自分で動ける子になってくれたらありがたいです。

休校になって一か月は、最初は親がタブレット教材やパソコンで見られるサイトなど用意してあげていましたが、これから先は、子どもだちがそれぞれ自分がやりたいことを見つけて、それにうちこめる時間にしてくれたらいいなと思っています。

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