ママ飲み会やランチ会が疲れる理由11選【保育園・幼稚園】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ママ飲み会が疲れるのには理由があった

子供が保育園に入るまで全く知らなかったママ界には、いろいろと驚く事が多かった。
その驚いたことのひとつが「ママ飲み会」というものがあるということ。ママと飲み会。イメージが相反する言葉ですね。
初めてその言葉を聞いたときは、「へー、そんなものがあるんだ」と新鮮な驚きを感じました。
それでも、上の子供が通っている園では、ママ飲み会やランチ会などは全くありませんでした。だから、ママ飲み会って、一部のママだけで限定的に行われているものをメディアで強調されてるだけで、普通はないんだろうな、と思っていました。
しかし、下の子が通っていた園では、なんとママ飲み会があったんですよね。私はママ飲み会に対する認識を改めました。
ママ飲み会は、意外と保育園や幼稚園のママにはスタンダードなものらしいと。
そして、みんな、「ママ飲み会って疲れる」と思っているらしいことも知りました。
今回は、ママ飲み会とはなにか、なぜ疲れるのかと探ってみたいと思います。

ママ飲み会、疲れる?

幼稚園や保育園のママ達だけが集まって開催される飲み会やランチ会と聞くと、なんだか楽しいのかよくわからないけど、とりあえず参加したほうがいいんだろうかというもやもやした気持ちになる人、多いんじゃないでしょうか。

ママ飲み会というのは、保育園や幼稚園のクラスの保護者全員に誘いがかかり、たまには子供を預けてママだけでゆっくり親睦を深めましょうという趣旨の会であり、非公式であるけれど、ある意味公式な飲み会です。今時は、クラスの保護者間の連絡にはLINEが使われていて、園のクラスのママ全員が入っているLINEグループがあります。クラスの役員さんやリーダー的ママが幹事になって「ママ飲み会」を企画し、LINEグループにて参加を呼び掛けたりするのです。出欠もLINEスケジュールでとりますので、出欠の意向も、〇、△、☓で示され、誰が行くのか誰が欠席なのか、みんなが一目でわかるようになっています。
出席する義務は全くないのだけれど、欠席すると後ろめたい気持ちが芽生えがちな環境です。

ママ飲み会は、基本は子供なしです。子供をパパに預けてきて、ママだけゆっくり楽しもうというのが会の趣旨です。居酒屋やカジュアルなダイニングバーなど、一般的な飲み会が開催されるような店が会場となります。

まあ、参加者がママさんだけどいうだけで、基本的には一般的な飲み会なわけです。
しかしながら、ママ飲み会は手放しで楽しいという会ではありませんでした。

ママ飲み会が疲れる理由

ネットで「ママ飲み会」と検索すると、関連検索キーワードで「ママ飲み会 疲れる」というのが上位にでてくるんですよね。
やはり、世間のママたちもママ飲み会疲れる、と思っているようですね。
なんで、ママ飲み会って疲れるんでしょうか。実際体験してみてわかったことをお伝えします。
ママ飲み会が疲れる理由をリストアップしてみます。

1.子供を預けなくてはいけないので準備が大変

子供が小さいうちは夜の飲み会に行くのも大変です。
パパが休みの土日で子供を見てくれる時でないといけません。実家が近くにあって、いつでも子供を預けられるという環境であればいいですが、そういう恵まれている人はなかなかいません。
子供の夜ご飯を前もって準備したりするのも気を使います。子供が退屈しないように、同じママ飲み会に出席するほかのママの子供と自分の子供を遊ばせる算段をつける人もいます。
ただ夜飲みに行くだけでも、準備や根回しが大変なのがママ飲み会です。
そして、それだけの労力を使っても行く価値のある飲み会なのか??という疑問が頭をよぎりますが、いやいややはり行っておいた方がいいはずだという気持ちとの葛藤が生まれるのも疲れる事の一つです。

2.関係性が薄い

ママ飲み会で一緒に飲む人たちって、子供が同じクラスになっているというだけで、それ以外はなんのつながりもない人たちなんですよね。
飲み会って、同じ会社の同僚たちや、昔からの仲良い友達、同窓会なんかで集まるには結構楽しいですよね。
気心知れている人たちと、美味しい料理やお酒を楽しみながらわいわい過ごす飲み会は、私も行きたいと思います。
でも、ママ飲み会では、普段挨拶程度しかしない関係なのに、一緒に飲んだりするのです。とても気心知れてるって感じではないですよね。
しかもその関係も、子供が同じ園にいる間だけという、極めて期間限定的なものなわけです。頑張って親睦を深めていこう!というモチベーションは低いです。
ママ飲み会には、顔見知り程度の人達と無理やり飲み会している感が強く、そこが疲れる原因になっています。

3.出来上がっている仲良しグループの存在

自分にとっては顔見知り程度のママさんたちでも、すでに仲良く結束しているママグループもあります。
子供どうしが仲良かったり、同じ習い事をしていたり、家が近所だったりすると仲良くなりやすいですね。
また、ママ友づくりに積極的なママ層は、気の合いそうなママたちと普段から交友を深めているものです。
〇〇ちゃんママ、という呼び名ではなくお互いをファーストネームに「さん」付けで呼び合ったりしています。ファーストネームで呼び合い親密な関係性のグループがいる中に、あきらかに親密度が低い人間が入っていくのは結構きついです。仲良しママたちの楽し気な話を、にこにこ聞いてうなづくというシチュエーションは、結構疲れます。

4.プライベートは聞いてはいけない暗黙の了解

せっかくのママ友親睦の会、いろいろと話をして仲良くなりたいなという思いもありますよね。
しかし、このような非公式だけど半分公式みたいなママ飲み会の場合、プライベートな話題は避けるべきという暗黙の了解があります。
仕事は何をしているか、年はいくつなのか、どこの学校に行っていたのかなんてことは、聞いてはいけないという明文化されていないルールがあるようなんです。もちろん、本人が自分からオープンに情報開示している場合は大丈夫なんですけどね。そうでなければ、質問は避けるべきという風潮があるようです。
お互いのこと知りたいけど、核心の部分には触れてはいけない感じでもどかしいです。結局のところ、ママ友というのは、腹を割って話したり、お互いのことを深く知って親しくなるというものではないのですね。
いかに、お互いのことを深くしらないまま表面的には良好なつきあいをするかが園ママとの関係のすべてです。
普通の飲み会では、普段はしないプライベートな話題をしたりして盛り上がったするものですが、ママ飲み会においては、それはリスクの方が高いので、みんなあたりさわりのない話題に終始してしまい、それがママ飲み会が疲れる原因ではないかと思います。

5.子供の話中心の話題の狭さ

あまりプライベートな話題はできないので、話題はもっぱら子供のことです。
「どんな習い事してるんですか?」「どこの小児科いってます?」「あそこの水族館いったことありますか?」
なんていうあたりさわりのない話題が多いですね。
ママ飲み会は、確かに、子供関係の情報交換ができて役に立つ側面もありますが、夜飲みに来てまで、子供のことばっかり話してても少し物足りないです。
そして、みんなで話しても大丈夫な話題を考えてふっていくのも気疲れするというものです。

6.決して本音では語れない建前の世界

ママ飲み会では、園のことや先生の話題になることもあります。しかし、もちろん本音では語れません。例え不満や意見があったとしてもそれをママ飲み会のような場でおおっぴらに言うわけにはいきません。
何事に対しても、全然不満はないですし、満足しているし、感謝していますというスタンスが求められる建前の世界なのです。
ほんとは、仲良い人たちだけで、本音トークで盛り上がった方が全然楽しいんですけどね。

7.噂話や悪口にまきこまれたくない葛藤

イマドキのママたちは、噂話や陰口のようなことは言いません。そういうのってマナー違反だし、噂話をする人っていうレッテルを張られることを非常に恐れているように思えます。まあ、正しい処世術だと思います。陰口、悪口なんていうのは。品性を疑われます。口からでたことは本人の耳にも入るかもしれないです。トラブルの元ですから、言わないに限ります。
しかし、ときには噂好きのママさんもいるんですよね。
けっこう、先生の噂とか悪口を聞くときもあります。そういうのを聞いてるとき、どう反応していいかわからなくなります。
ふーん、そうなんですかー、なんて相槌を打つも、同意したとは思われたくないという葛藤もあったりして。かといって反論するのも気が引けるし。
なるべくなら噂話の類は関わりたくないものですが、否応なく聞かされてしまう状況に陥りがちなのもママ飲み会の特徴です。

8.話し好きママへのうなずき

ママ飲み会では、ひとりだけ独壇場のように話続けるママがいたりする場合もあります。普段の育児疲れもあったり、いつもは飲みに行けないのに久しぶりの飲み会ということで開放的な気持ちになるのか、とにかくずっと自分のことを話すママ。そして、そのママをかこみ話を聞いて、相槌をうったり笑ったりしてあげるママたちという構図が生まれる時があります。
話し続けるママは、みんなに聞いてもらえて、ストレス発散してさぞかし気持ちのよいことでしょう。
しかし、さして興味のない話を長々と聞かされる方はたまったものではありません。じっと耳を凝らしてうなづいている状態は非常に疲れます。

9.越えられない年代差

保育園の保護者というのは、結構年代が幅広いです。
私は、上の子のくらすでは、ママの中でも最年長のひとりでした。
おそらく、自分は平均年齢より10歳は上だったような気がします。そして、最も若そうなママの年齢を聞いたとき、自分より20歳近く若かったので、かなりの衝撃を受けました。(それって、親子でもおかしくない年齢差だよね!?)みたいな。
それだけ差があると、話していても、ギャップを感じぜずにはいられない時もありますね。しかしです。ママ飲み会では、年齢差があるのにないようにふるまわなければいけず、決してそこをつっこんではいけないような雰囲気もあり、何気に疲れます。「年齢に触れてはいけないと思われている気遣い」という何とも言えないオーラが伝り、いたたまれない気持ちになって思わず自分から年齢をカミングアウトしてしまうこともあります。

10.決して飲みすぎてはいけないプレッシャー


さて、普段は、気のおけない仲間とわいわい楽しく飲むのが好きなの私ですが、ママ飲み会だと勝手が違います。
基本的に、ママ飲み会ではガンガン飲む人はいないですね。だから、飲みたくても、たくさん飲めません。
とりあえずビールって人も少数派です。一杯目はビールというのは、私の年代では当たり前の行動として認知されていますが、実は、若い年齢層ではそれは全く一般的ではないようです。他のママさんが、カシスソーダとかグレープフルーツサワーとかたのんでるところに、「とりあえず、生!」っていうと、ちょっとひかれるかもしれないです。
中には、お酒が強いママさんもいますが、やはりハイペースで飲んだりすることはないですね。
やはり、本音と建前が交じり合う関係性の飲み会においては、万が一にも酔っ払ったりするのはNGです。
「ママ飲み会」は「つきあいの長い取引先の接待の席」くらいの緊張感は常にあります。

11.中座しにくい雰囲気


ママ飲み会が盛り上がらないかというと、それなりに盛り上がったりするわけです。
共通する話題も多いですからね。
情報通のママさんからは、いろいろなためになる話が出てきたりします。
日頃の育児から離れた開放感も相まって園のママさんが楽しく盛り上がっている中、「すみません、私はこれで帰ります。」とは、非常に言い出しにくかったりします。
かくして、ママ飲み会は、けっこう長時間続き、2次会へと進むことも珍しくありません。
心から楽しめる会でなかったとしても、わりと長い時間居ざるをえないシチュエーションになってしまうのも、ママ飲み会が疲れる理由のひとつかもしれません。

それでも、がんばって参加することに意義があるかも

ママ飲み会という、未知のものに初参加するときは、いろいろと不安もあるかもしれません。
でも、行ってみれば楽しかったという意見も結構多いです。

よく言われることですが、ママ友は普通の友達と違います。
子供を介しての友達なので、子供が卒園してしまえばつきあいがなくなる人も多いです。
園のママ友は、園に通っている間だけの期間限定だし、子供が一緒の園に通っていること以外はあまり共通点がなかったりしますよね。

しかし、逆の考え方をすると、普段なら絶対出合わないような人たちと友達になるチャンスでもあるんですよね。

実際、ママになってから知り合った人たちは、それまでの生活では知りえなかった人が多かったです。
たくさんのママ友の中から、本当に親しくつきあえる友達とめぐりあう可能性だってあります。

また、園に通っている間、他の保護者と交友を深めることはやはりプラスになると思います。
親が参加する園の行事も多いですし、卒園が近づくと謝恩会の準備など保護者が協力する場面もでてきます。
そんなとき、いろいろなママさんと顔見知り以上につきあいをしていた方が、なにかと助かるのは事実なんですよね。

尻込みしてしまう人も多いママ飲み会ですが、マナーを守れば大丈夫です。まずは参加してみることをおすすめします。

スポンサーリンク
ad-1