40代ファッション どこで買ったらいいかわからない、に答える。

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40代女性が直面する「どこで服を買っていいのかわからない」の答えは、ユニクロか

先日、高校時代の友人が5人集まる機会がありました。
その時、服の話になりまして、ひとりの友人が

「最近、どこで服を買っていいかわからなくなってきたのよね。私たち、服選びも微妙な年齢になってきたじゃない?」

と言い出しました。
この問題は、40代の女性は少なからず感じていることではないでしょうか。
現在45歳以上の女性は、過去に個性的なデザイナーブランドや高級ブランドブーム、セレクトショップ全盛時代など経験してきており、ファッションにはそれなりにお金を使ってきた人が多いです。
私自身も、ずっとファッションの仕事をしてきたこともありますが、服大好きで、毎月のように服をたくさん買っておりました。多分、30代後半くらいまで、、。
現在はというと、時代の流れもありますが、それほど服を買わなくなってしまいました。
なぜでしょうか。

ファッションにかけるお金がすくなくなっている

ひとつの理由は、現在ファッションの傾向が昔と比較すると「シンプル&カジュアル」に移行したことが挙げられると思います。
近年の「ノームコア」「ミニマル」なファッションは、ベーシックなデザインでベーシックなカラーのコーディネイトが主流です。

あまり個性的なデザインや色柄の服が求められなくなってきています。
あのデザイナーの服がかっこいい!とかこのブランドしか着たくない!というような人が少なくなりました。
昔はけっこういましたけどね。

ショピングモールやファッションビル、百貨店をまわって、レディースファッションの店を見てみるとわかります。
たくさん店はあるのに、どこも同じような商品ばかり売っています。様々なファッションを経験してきた40代女性としては、「心をときめかすような、私これ着たい!と思えるような服が見つからない。」と思えてしまいます。

それでもって、どこでも同じような服を売っているから、どの人もおなじような「ベーシックなカジュアル服」を着ています。
だから、個性的なおしゃれを楽しもう!と思っても、着ていけるところは限られてきます。
仕事も、子供の学校の保護者会も、普段のお出かけも、奇抜な服着てると、多分、かなり浮きますね。
きめきめファッションで、私おしゃれでしょ!?みたいなアピールは受け入れられない空気を感じます。

もうひとつの理由は、やはりユニクロの影響があると思います。ユニクロのほかにも、GUやしまむら、H&MやZARAなど「プチプラ」で影響力のある店はたくさんありますが、その中で日本のファッションに与える影響力の大きさとしてはユニクロが抜きん出ています。

ユニクロは既に日本においては全国津々浦々出店しており、オンラインにおいても成功しております。日本人みんなが買い物できる状態です。
シーズンによって浮き沈みはあるものの、絶対的安定感で甚大な売上を作り上げております。その資金力、経営力をもってデザインや品質に
どんどん投資しているものですから、傍から見てても、デザイン力とか品質は明らかに向上しているのがわかります。

要するに、「え、この品質でこのデザインで、たった2,900円でこのパンツ買えちゃうの!?」と40代女性に思わせてしまう状況を作り出しています。
そうすると、セレクトショップやブランドショップで高額なベーシックアイテムを購入するのがなんだかバカらしくなってしまいます。

まとめてみると、

1、ファッションがベーシック化した。
2、ベーシックファッションでは、イマイチ買い物熱が盛り上がらない。
3、買うならユニクロで。

というような構図になっているのではないかと推測します。

全身ユニクロでいいのか?という疑問

最初の、40代女性はどこで服を買ったらいいのか?という疑問に戻りますが、この問題に「全身ユニクロでいいんじゃない?」と言った友人がいました。
ユニクロでは、そのシーズンのトレンドを捉えた商品をウィークリーベースの商品展開で打ち出しています。ユニクロに行けば、まずは、流行のスタイルを知ることができる、という意見です。
私もその意見に同意します。
しかしながら、全身ユニクロは、ちょっと危険かも、とも思います。
ユニクロは、マスをターゲットにしているので対象の年齢層が広いです。故に、デザインのシルエットにシャープさがありません。過去のユニクロにくらべれば、100倍くらい洗練されてきているとは思います。でも、フェミニンでエッジーでといった、ファッションのスパイス的要素は皆無なんですね。
全部のアイテムをユニクロでコーディネイトしたら、そこそこ品があって、流行も押さえたスタイルになりそうですが、一歩間違えると、「おばさんぽくなる」危険があります。ここが40代女性にとって鬼門なのです。
ユニクロは素材・デザインと価格のバランスからいうと、利用しない手はないと思うのですが、全身ユニクロはやめたほうが無難でなないかと思います。

ユニクロにエッジの効いた服または小物のコーディネイト

40代ファッションにユニクロを活用するのは、おすすめです。
しかし、なにかスパイスを効かせる必要があります。
一番カンタンな方法は、小物使いです。
例えば、ファーやアニマル柄、華やかなプリント柄のストールを合わせる。帽子を合わせる。
存在感のあるネックレスを合わせる。個性的なバッグを合わせる。
というように、ベーシック+おしゃれな小物 というスタイリングにすることで、かなり印象が変わるはずです。

小物の威力は偉大です。

おすすめしたいショップをいくつか挙げます。

ZARA  ザラ
ザラの強みは、トレンドを強力に反映されたデザインの商品力です。コレクションブランドを研究し尽くしたデザイン。ユニクロはベーシックで幅広い客層が着られるデザインですが、ZARAは違います。え、コレどこに着ていくの!?というデザインの服も多々あります。
このZARAで、おすすめするべきは小物です。バッグ、シューズ、アクセサリー、スカーフ&ストール、ベルトなど、エッジーなデザインで流行のツボを押さえた小物が、手頃な価格で見つかります。
ZARAのウィンドウでは、このような小物を使ったディスプレイもされていますから、是非参考にしてみてください。

NOLLEY’S ノーリーズ
20代のころからたまに利用しているノーリーズ。もちろん、服も40代女性におすすめのスタイルが多いです。正直にいうと、若干40代には若いデザインではあります。しかし、ここの店は、小物が充実しています。ディスプレイをみても、はっとして目を奪われるような、小物使いが上手なスタイリングをしています。帽子やバッグ、ストールなど、おしゃれなものが充実しています。ジュエリーも国内外の洗練されたものを扱っていますので、覗いてみる価値はあります。

HP FRANCE アッシュぺーフランス
ヨーロッパのクリエーターの可愛いバッグやアクセサリーを展開している アッシュぺーフランス。
その昔からよくチェックをしている店ですが、現在も変わらずやはり素敵なアイテムで溢れています。アッシュペーフランスに行くと、小物がおしゃれのキーアイテムであるという認識を新たにしてくれます。価格帯は高めですが、おしゃれ度も高いです。

PLST プラステ
洗練されたNY発高級ベーシックカジュアルスタイルのセオリーのセカンドラインであるプラステ。現在は、セオリーがユニクロ母体のファーストリテーリング傘下に入っています。セオリーよりもぐっとお手頃価格でありながら、洗練されたベーシックカジュアル、しかも40代女性にぴったりなデザインが多いです。もちろん、服もおすすめですが、小物も良質なものがセレクトされています。
ユニクロ服にプラステの小物はスタイル的に非常に相性いいです。プラステに行くと、思わず買おうかとおもってしまうような小物に出会うことが多いです。

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